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元旦


2009年元旦

 あけまして おめでとうございます。
 今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 8時起床
 朝の体操、
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 朝のお仕事
 次郎はひらがなで物と用途の線結び。
 太郎は日課の漢字と、昨日の絵日記を漸く仕上げる。絵は描いていないが。
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 朝食は、昨日搗いたお餅を食べる。
 実は餅米が足りなくて、四分の一くらいうるち米を混ぜた。
 だからだろう、粘りが足りずに、網で焼いたら、網の目から下に落ちてしまった。
 次郎はしょうゆで。
 太郎は善哉。
 搗きたての御餅ほど好きではない。


 クリスマスプレゼントに対する太郎の一考。
  太郎「サンタさん、ギターを注文したのに忘れちゃったね。 注文してないものまであったのにね。」
 クリスマス前、皆でおもちゃ屋に行って、何が欲しいか子供たちに選ばせた。そして、サンタさんに注文して良い子だったらもらえると説明してあった。
 クリスマスイヴの食事の前に、サンタさんがいつのまにかやって来て、ツリーの下に山のようなプレゼントを置いていってくれた。貰う人の名前が書いてあって、皆それぞれ沢山のプレゼントを貰った。その場で包みを開けて、大人たちはお礼のビズをするが、うちの子供たちは知らん顔。
 太郎と次郎、サンタさんとプレゼントの関係をどこからどこまで信じているのやら・・・
 まあ、はっきりしているのは、もらえて嬉しいということ。

 サンタさんに注文してもらった、待望のレゴの竜のお城を作る。
 クリスマスの随分前から、これさえもらえば良いといっていた二人。
 クリスマスにもらったのに、義父母の家では部品がなくなる恐れがあるので開けさせず、家に戻った大晦日は、お正月の支度だから、お正月に遊ぶのだとお預けになっていたのだ。
 次郎は私と、やはりプレゼントの積み木もする。


 従弟とスカイプで新年のご挨拶。そして、クリスマスプレゼントに見せ合いっこ。


 「お正月なんだから、百人一首をしなくちゃ。百人一首をした子には、良いものがもらえま~す!」と言う掛け声に集まる子供達。
 百人一首
 10枚くらいを私が下の句まで全部読んで子供に取り札を取らせ、下の句に合う読み札をあげる。
 二人とも相変わらず、姫をもらうと嬉しくって騒ぎ、坊主をもらうと嫌だ~とキャーキャー騒ぐ。

 「良いものって何?」と言う子供達に、
 私「お正月に良い子がもらえるものはなんでしょうか?」
 二人ともわからない。
 「では、お正月くじ引きしたい人ー!」
 太郎「はーい」
 次郎「やらない」

 お正月くじ引き&クイズ
 当たると手にスタンプを押してもらえる。

 太郎が籤を引いて、問題を読み、正解してスタンプをもらうと、次郎もやりたくなる。
 次郎は見つからないように答えも読んでいる。

 全部答えを見たのに、お年玉と言う答えが無かった。
 太郎、次郎「何がもらえるの~?」
 私「一番上がおで一番下がま。」
 わからない。
 私「じゃあ書いてあげる」
 太郎「漢字で書いて。」
 「御年玉」と漢字で書く。
 『御』で太郎「エー知らない~!」
 太郎「年でネンって読むのとしって読むの?」
 私「とし」
 太郎「とし・・・たま・・・おとしだま!」
 「正解!」
 ということで、お父さんからお年玉をもらう。
 中身は5ユーロ札。
 貯金箱に入れるように言われる。
 太郎はすでに抜けた歯の一本目1ユーロ、二本目2ユーロ、パプーにもらった1ユーロで合計9ユーロあるはずとパパに言われる。

 その言葉で、指を口に入れて「歯を抜きたい~」と泣き出す次郎。
 次郎もそのうち抜けるからとなだめるが、逆効果。
 「ほらね、子供が歯を売るのはフランスの悪い風習!」と私が茶化す。
 次郎「どうして何でも太郎がさきなのーっ」と悔しがる。
 年子の下で同じ思いをして育ったパパが次郎を諭す。
 「いつも太郎が先に買ってもらうような気がするけど本当は反対。例えば、自転車は太郎は五歳で買って、その後すぐに次郎に買ってあげた。次郎はまだ四歳だったけど。」

 その件には関わらず、太郎がふと、「でもこれ、お年玉じゃないじゃない。」
 私「・・・?」
 太郎「ね、うし、たつ、み、のポンって投げるの。」
 私「それはお手玉。」十二支のお手玉を持っているのだ。

 次郎が疲れている様子なので、6時半に食卓に着く。
 思えばこれがいつものペースだ。
 明日は何をしようかという話。
 今日は風が無くて凧揚げが出来なかった。(歌のように)
 着物を着て、茶道をしなくちゃ。
 書初めもしなくちゃ。
 雨でなければサイクリングもしたい。
 またまた盛りだくさんな一日になりそう。
 従弟とスカイプの約束もある。
 次郎は、みかんとキウイ、お粥を一杯と野菜のスープを二口食べて、早々にベッドに入る。
 太郎も8時前に就寝。
 ふたりとも、口内炎、太郎は吹き出物や蕁麻疹のようなものが出来ていて、疲れが目に見えて体に出ている。


 太郎が今日一番楽しかったことは、待望のレゴの竜のお城が一人で組み立てられたこと。完成はならなかったが。7歳からセットで、図を見ながらでも難しい。

  


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書初め、相撲、そして初夢


2009年1月2日 金曜日
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 「今年もよろしくお願いいたしまする~!」



 太郎は目覚ましで6時40分起床
 一緒に朝の体操。

 朝のお仕事
 太郎は日課の漢字
 次郎は線結びプリント




書初め
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 次郎

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 太郎。お手本を見ながら、何度も練習した。



読み聞かせ・音読
 いないいないばああそび
 やさいでぺったん
 ちいさいかがくのほん「くるま」「はぐるま」「てこ」


 昼飯頃次郎がだるそう。
 微熱が出てくる。オシロコクシノムを飲ませる。
 寝ていても、あまりに辛そうなので、鎮痛解熱剤エフェラルガンも与える。


 こちらの方も、昨日は零下一度、今日は零下三度と寒いので、室内遊びについて、
My Sweetie Pies ~モンテッソーリ育児 in アメリカ~のゆりさんの記事を読んで、
早速、新体操のリボンを作って見る。
 東京○幼稚園の、課外保育の先生がして見せてくださったそうで、フランスに帰ってきて太郎が一度やって見せてくれて驚いたのを思い出した。
 「新体操やったことあるじゃない」と言っても、本人は忘れていた。
 そこで私がそれっぽいお手本?を見せると、
 「あーそれかあー!」と言って、思い出したらしく
 海とか空とやって見せてくれた。
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 小さいかがくの本「はぐるま」を読んでいて、「時計にも使われている」と書いてあると、太郎が「どこだろうね」と言うので、今こそ壊れた時計の出番!と出してくる。プラスのねじ回しで枠をはずして、分解してみる。
 掛け時計と、目覚まし時計。二つもある。
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 次郎は一時間ほど寝て、解熱剤効果ですぐに復活。

 風を起こして物を移動させるのに熱中。いろいろなものを持ってきて試す。
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 太郎は小さなボールを一人で投げてキャッチ。



 「百人一首をして、着物を着なきゃ」という掛け声に子供たちが集まり、昨日と違う13枚。


 着物を着て写真を取る。
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 youtubeで「歌舞いて踊れ~!」を見て、いろいろなポーズの研究。
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 昨日からお約束の茶道をしたいと次郎が言うが、私が疲れているので明日に延ばしてもらう。

 着物を出した時に目に留まったらしく、次郎は金太郎の腹掛けをして、お相撲をとりたがる。

 仕方なく?を締めてみる。実はコレ、砂漠の民が頭に被っているターバン。チュニジアの砂漠旅行の時に頭に巻くために買ったもの。
 二人で楽しく相撲。
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 その間、上げしまくりで着せた着物を太郎の寸法に直しにかかる。

 次郎はやはり具合が悪く、着替えに行ったかと思ったら、裸でベッドで眠っていた。
 布団に入れて寝かせておいたが、夕食も終えた8時過ぎ起きてきた。
 お粥、オムレツ、ヒヨコマメアイスを食べて、再び解熱剤を飲んで寝る。



 太郎が今日一番楽しかったのは、着物を着たこと。


 朝初夢の話をしたら、
 「良い夢だったら絶対に言っちゃダメ」とか、
 「良い夢見たいなあ」とか、
 「もうすぐ初夢の時間だ」と、一日中気になっていた。
 果たして、どんな初夢をみるのだろう。

新体操それともサーカス?


2009年1月3日 晴れだがマイナス2度

 太郎だけ6時半起床、私と朝の体操

 太郎は得意そうに、良い夢と悪い夢と二つ夢を見たと報告してくれる。そして悪い夢を語る。ろくろくびや、二口女、大入道、一つ目小僧とつぎつぎとお化けが出てきて、太郎を食べそうになる夢。良い夢はもちろん言っちゃダメ、と言わない。
 私も良い夢を見たから言わないと言う。

 次郎は4時半頃起きてきて、再び解熱剤を飲ませた。
 8時半頃起きてくる。

 朝食を食べながら、また初夢の話。
 次郎は見なかったと、不機嫌。
 「でも夕方居眠りした時に見たでしょ」と太郎がとりなす。
 太郎「それは良い夢だった?」
 次郎「うん」、ということで、内容は言わない。
 太郎「パパは夢見た?」
 パパ「うん見た。」
 太郎「良い夢それとも悪い夢?」
 パパ「うーん、良い夢・・・かな。」
 「じゃあ皆良い夢を見て、言わないから今年は良いことが起こる良い年になるねー」と締める。
 

 太郎は日課の漢字。学習支援サイト向日葵より拝借。

 名という漢字を練習して、かなり時間がかかったのに、終わったら、もう一枚プリントをやりたいといって出してきた。
 去年やりかけた二文字の尻取りのつづき
 わからない時は辞書で探しても良い。
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 でも「かに」を又書いちゃだめよね。


 
 太郎の着物をやっとのことで、なんとか小さく縫い直す。
 何度も袖を裏返しに縫い付けてしまったりして、何度も解いて、自分の頭の悪さに自己嫌悪というよりは、びっくり。



 インフルエンザヌムやオシロコクシノムが効いたのか?次郎は元気になり、昨日はやってみたかった新体操のリボンをやって見る。次郎のために棒を長く作る。


 消防車と消防署で二人でごっこ遊びをしていた。
 

 太郎は久しぶりにパパと将棋


 
CDブック声に出して読みたい日本語【CD付】CDブック声に出して読みたい日本語【CD付】
(2003/09/30)
齋藤 孝

をかける。
 「坊っちゃん」や「吾輩は猫である」の冒頭を聞きつけて、オーディオの所へ駆けつけて、もう一度巻き戻して聞いていた。しばらく前に、音読となぞり書きでやったからだ。
 日本で本を買おうと思ってたまたまCD付きのしかなくて、殆どしかなたく買ったのだが、本当によかった。自分ではなかなかプロのように読めないし、CDをかけるだけで子供の耳に入るのは便利だ。二巻以降もCDが欲しいと思うのだが、無いようだ。


 ばあばのおたんじょうびなので、カードを書く。
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 次郎は目覚まし時計の組み立てと分解


 日本の従弟とスカイプ。「レゴのお城はできた?」と聞かれる。出来たら壊さないで見せてねと一昨日から楽しみにしてくれていたのに、太郎はその後、続きをやらない。


 太郎の入学祝と、息子達にお年玉をいただいたので、広島に集まっている私の従妹にお礼の電話をする。オーストラリアから里帰りした従姉の声も久しぶりに聞く。


 日本のテレビニュースを見る
 殺人容疑で逮捕だの、飛び降り自殺だのが報道されて、子供たちは、「どうして逮捕されたの?」「自殺って何?」「どうして、自分で死んだの?」と目を丸くしていた。


 百人一首、12枚をしてから、

 ビデオ
 録画のシャキーン、にほんごであそぼ、どきどきキッチン、からだであそぼ、おかあさんといっしょ、などいろいろ見るが、
 次郎が見たい、「あつまあげた」に辿り着かない。
 太郎は地球温暖化、京都議定書などの子供向け環境番組を興味深く見るが、次郎は欠伸が出て「早く変えてよ~」と言うので、長くは見られなかった。


 読み聞かせ
 ふしぎなたいこ、二回
 やさいでぺったん


 お正月だからと奮発して、夕飯にいくらの手巻き寿司を食べようと用意した。
 ところが子供たちはお粥の方が良いと言う。なんて質素な子供達。
 夫のあまり乗り気ではなく、結局私が一人で平らげる。小さなビン詰めだが、一人なら思う存分食べた。ラッキー!


 歯磨き後、ベッドに入る前に、暗誦を各自四つずつ。
 太郎は「春は曙」の秋以降を随所忘れ気味。


 パパがフランス語の本を読み聞かせ


 今日一番楽しかったことは、
 次郎は、お母さんと消防車の実験をしたこと。
 実験と言う風ではなかったが、次郎が「これはどうなるか知ってる?」と消防車の各部分の機能を説明しながら動かして見せてくれたのだ。


 太郎は、新体操をしたこと。
 昨日、パパがyoutubeで新体操の大会などの動画を見せてくれたので、イメージが湧いたらしく、いろいろな技を繋げて、自分で解説しながらやっていた。
 自分ではサーカスと呼んでいた。
 サーカスがらみの連想からか「山のおじさんのうちと同じおうちが欲しいの。」
 山のおじさんのログハウスで大きな梁に吊るしてある縄梯子をしょっちゅう懐かしがっている。




祭りの後


2008年1月4日 日曜日 朝はマイナス6度昼はマイナス2度まで上がる。
 クリスマス休み最終日

 6時半に目覚ましが鳴っても、誰も起きられない。
 子供たちと私は8時過ぎに起床。明日からこれではマズイぞ~
 
 朝の体操

 朝のお仕事
 太郎は日課の漢字。学習支援サイト向日葵
 知らない言葉を辞書で引いたり、七草の名前を書いて言ったり、発展もした。
 太郎「せりなずな、ゴギョウハコベラすずめの子・・・あれ?」
 次郎はひらがな線結び
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 「牛の怪獣と戦って、迷わないようにこれを持って行ったんだよ」と言う次郎の言葉に、パパに読んでもらった本を持ってきて説明してもらう。このお話を読んでもらうまでは、猫が遊ぶものと考えていたらしい。私が編み物をしないから本物を見たことも無いのだろう。
 ついでに、宇宙博物館で見たロケットの名は「アリアンヌ」。毛糸を渡したお姫様の名前と教える。日本語(ギリシャ語)だとアリアドネだけどね、と。フランス語で「アリアンヌの糸」と言うと、助けという意味。
 でも、次郎にいろいろ質問してみると、毛糸がどう役立ったのかわかっていない。横で聞いていた太郎が、「入り口に結び付けておいた糸を手繰って入り口まで戻った」と教えてくれる。でも、「迷路」と言う言葉が出てこない。その代わり、「ほら昨日の『不思議な太鼓』で、伸ばした鼻を短くして天へ行ったのと同じふうに」と丁度私もそれを思っていたことを言ってくれた。


 福笑い知育あそび&子育てわあるど
 次郎は目隠し無しで。
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 明日から幼稚園。
 次郎「先生に見せるから」と張り切って、スキーの絵の色塗りをあ終わらせて、鞄に入れた。
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音読
 次郎は「わにがわになる
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 太郎は、「小さいかがくの本」の「でんき」「ねつ」「おと」
 フランス語の赤ちゃん用の本一冊。



 凧作りPAPER MUSEUM
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 三つの中から次郎が選んだのは、左。
 次郎「さあさ、こいこい、歌舞いて踊れ!これ歌舞伎でしょ。」


 家の中で走ってあげてみる。
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 一瞬、揚がった!

 屋根裏から扇風機を持って降りてくるが、風が回るので、うまく揚がらない。



 たまたま新品が二つあったので、お年玉として、ヨーヨーをあげた。ヨーヨーを見たことも無かった子供達。「どうやって遊ぶと思う?」と聞くと、
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 どこかにしまったような気がしていたが、見つからないので、気のせいだったのかとあきらめて、いい加減な餅をついて食べた元旦。やっぱり後生大事にあんこと一緒にしまってあったお餅を発見。
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 子供たちは、一つずつ食べたが、やっぱりその後、「おかゆちょうだい」



 紐の無い、独楽回し
 途中で逆さになる独楽が気に入って、次郎が何度も練習していた。

 独楽相撲
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 勝った独楽を指して、次郎「これが朝しょうゆね(朝青龍)」
 昨日パパに相撲のビデオをyoutubeで見せてもらったからだ。


 親の休憩にビデオ
 にほんごであそぼ、クインテット、ミッフィーなど


 百人一首
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 茶道・・・のまねごと
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次郎の今日のキメ!


 お相撲
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 次郎が何度も、突き倒しで勝つ。「やった!次郎が朝しょうゆ!
 太郎も床に頭をぶつけて一度泣いたが、次に次郎も太郎にやり込められて、おお泣きし、「もうやらない!」と止める。
 太郎はもっとやりたいと、私が相手になる。


 ビデオ
 ダーウィンが来た
 ブラジルの砂漠
 燕


 「ぎゅうぎゅうかぞく (ひまわりえほんシリーズ)」を読み聞かせ。
 次郎が「びゅんびゅんごまがまわったら」を読みたがるが、ページを開いて、「こんな長いの?」と字の多さに圧倒される。代わりに太郎が少し読んであげたが、時間が無いので途中でやめる。
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 パパにフランス語の本を読んでもらう。



 義父母の家から戻って以来、次郎は一人で子供部屋で寝たがらず太郎と同じベッドで寝ていた。
 今夜は次郎から、子供部屋でひとりで寝たいと申し出て寝る。

 今日一番楽しかったことは、
 太郎は、凧を作って部屋の中であげてみたこと。
 「クリスマス休みも終わったね、楽しかった?明日から又学校かんばってね」などと言うと、
 太郎「フランスの学校って一年中あるんだね。」
 これに付き合っていると、また長くなる。今日は何をおいても早く寝かせないといけないので、話をせずに切り上げる。


 次郎は、茶道とお相撲をしたこと。(泣いて止めたのにね)
 次郎「でも本当のお菓子を食べなかったね。」
 次郎の言う本当のお菓子は落雁。うちの茶道のお菓子の定番。私がわざと茶道のために取り分けておいて、間際になってどこにあるか見つけられず、一口羊羹で代用した。
 「ほんとにどこにいっちゃったのかしらね。出てきたら、また茶道ができるじゃない。」
 次郎「本当の茶道をしないと、お正月じゃないの。」次郎にとってはそういう定義らしい。
 次郎も「虫ってどうして羽があるの?」などと言い出すので、明日教えてあげる、と取り合わずに寝かせる。

 短かったクリスマス休み。でも盛りだくさんで疲れて、終わってほっとしたような、寂しいような。子供たちも、付きっ切りでなくても良いほど成長したし、でも私と素直に一緒に遊んでくれる程度にまだ小さいし、物もわかるようになり、いろいろな遊びが出来るので、学校が始まってしまうと寂しい。程よい年頃、一番可愛い時期かもしれない。

プレッシャー&おねしょ知らず!


20089年1月5日 月曜日

 太郎と私は6時半起床
 朝の体操
 朝のお仕事
 太郎は日課の漢字
 論語素読
 歌詞を見て好きな歌を歌う
 「紅葉」
 「宇宙戦艦ヤマト」

 次郎は遅れて起きてきて、なぞり書きプリントを2枚
トミーのページ
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 フランスに百近くある県のうち、北の26県に、雪注意報が出ている。
 普段はわりと温暖なこの町も、外は、零下2度アスファルトの道路は霜で真っ白。

 昼食を家で食べさせるために、11時半に学校&幼稚園へ迎えに行く。
 帰る時にちょうど霧雨が霙になり雪に変わった。
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 料理が出来るまでの10分程の間、子供たちは外でサッカー。
 ご飯よーと呼んで、まず入ってきた次郎が、「うーん、いいにおいー」
 太郎も同じ台詞で台所に来た。
 こう言ってもらえれば毎日昼に迎えに行くのも悪くないなあ。
 今日は鳥の丸焼き、玉葱とズッキーニの付け合せ。人参サラダ。ご飯。


 夫が、日本からの小包大小二つを持って帰って来る。
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 ミカさんからいただいた、CDがやっと手元に。重量の関係で本はまだここまでは着かない。
 今日の夕方子供たちと聞くのが楽しみ。
 「三年生のだよ」とか、「五歳のだよ」言いながら、百均のドリルなどをぱらぱら捲ってやってみる子供達。あっという間に昼休みが過ぎた。 

 夫も昼食をとり、1時半の午後の始業へ、子供たちを送って行ってくれた。その分夫は30分昼休みが短くなってしまった。


 気温は零下から上がらず。霙が降ったり止んだり。
 夜帰ってきた夫が語るには、工場のほうでは子供の手掌大のふわふわした雪が降ったということ。


 4時半下校、家に戻り、ちょっぴりおやつ。
 太郎の宿題までのつかの間、ミカさんからいただいたあそびうたのCDをかける。
 期待していた次郎ではなく、太郎が「手を叩きましょう」など歌って踊ってみせる。

 太郎は学校の宿題3分。


 次郎のリクエストで「もうすぐおにいちゃん」を読み聞かせ。
 次郎「おねしょってなに?」
 次郎「どうしてお布団に染みが出来るの?」
 (実は・・・次郎も太郎も、夜寝るときはオムツをしているから、そういう経験がないのだ。)
 水は乾いたら消えるが、他の液体は洗わずにそのまま乾かすと染みになると説明する。
 次郎は毎晩オムツの中にしているくせに、「おねしょ」という言葉が新鮮でもあり、気恥ずかしくもあったらしく、ポケモンの覚えよう平仮名ボードで、「おねしょ」と録音して再生して見せた。


 音読
 次郎は「パンツぱんくろう」
 太郎は、小さいかがくの本の「あぶら」
 手の表面に油が無かったら、水につけたらなくなっちゃうとか、石油は大昔の生き物の死骸からできたとか、興味を持って話し合いながら読んだ。最近このシリーズに興味あり。


 ばあばが送ってくれた、週捲りカレンダーのどちらを捲りたいか太郎に選ばせる。
 一つはことわざ、もう一つは名言。
 一週目は、「初心わすれるべからず」と「それでも地球は回る」だった。
 どちらも意味の説明を求めてきた。
 地球が回ることはとうの昔に知っている太郎「どうして、『それでも』なの?」
 そこで、ガリレオが言ったことは今では周知の事実だが、キリスト教の教義に反することなので、嘘をつくなら牢屋に入れると脅された。それでも・・・と自分の思うところを曲げなかったという話をした。
 太郎「今なら反対にキリスト教が牢屋に入れられちゃうよね」
 世界にはいろいろな国があって、その国によって法律が違うから、そうとは一概に言えないことを説明する。


 太郎と一緒に、ばあばが送ってくれたビデオを見る。
 脳に関する話で、二人で興味深く見た。
 プレッシャーに打ち勝つには・・・というテーマで、
 太郎「プレッシャーって誰?」
 次に画面に出てきた人を指して、太郎「ああ、この人ね、プレッシャーって」
 夕食の時に、「それで、プレッシャーって何のことかわかった?」と確認するとわかっていなかった。
 説明してから、「太郎はプレッシャーを感じたことある?」と聞くと、「ない」とのこと。
 「そうよね、太郎はノンシャランだから」と私が言うと、夫が目を丸くして、「日本語でノンシャランて言うの?」
 そう、これはフランス語で、何事もあまり気に病まなという意味だ。
 太郎は侮蔑的な意味に取ったらしく、「そんなことない!」と怒る。
 「悪いことじゃないわよ、良い性格よ。」となだめるが、腑に落ちない様子だった。



 太郎と本を読んだり、ビデオを見ている間に、次郎はと言えば、コタツに足を突っ込んで眠っていた。登園初日で疲れたのだ。昼食を食べた後、本当は幼稚園へ行きたくなかったそうだ。8時まで起きずに、野菜ポタージュとお粥を食べて再び寝る。


 太郎が一番楽しかったことは・・・
 明日水泳をすること。
 気持ちはもう未来に向かっている。


義兄宅で集うクリスマス


 クリスマス休みに、夫の実家へ帰省した際のことです。
 漸く整理が出来たのでアップしました。



 郊外に住む義父母と違い、市内に居を構える、義兄夫婦のお宅に御呼ばれしました。この日のことでした。
 いきなり、台所から、お邪魔しま~す。

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 左は、タラマという市販のペーストを薄切りパンに塗ったもの。タラマの中身は主に鱈子。もともとはギリシャのものだが、頻繁にアペリティフに使われる。タラコだからタラマ?てな訳ないか。

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 サラダボールの底に胡桃。

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 チリコンカルネはもう出来ていて、供する前に暖めるだけ。
 数年前、フランスでは、wokという中華鍋が流行った。義弟のクリスマスプレゼントだった。

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 レシピボード。クリップでメモをぶら下げたり、本を置ける。可愛い。
 義兄夫婦はカメラマン&写真屋さん。
 主人の兄だけど、やっぱりセンスが違う。

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 何気なく個性的で可愛い台所。

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 マッキントッシュのカーレースに群がる。

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 アペリティフ

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 もうすでに、と言っても1時過ぎだから当たり前だけど、お腹の空いてしまったお子様達には、牛挽肉ステーキとパスタを先に出してくれた。

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 今日のアペリィフはクリスマスらしくシャンペン。と思ってラベルを良く見ると、シャンペンではない。
 ブランケット・ド・リムーという。「南仏のシャンペン」とでも言おうか。カルカソンヌの近くのリムーという村で作られている。製造法は同じでも、シャンペンと名を付けられるのは、シャンパーニュ地方のものだけ。
 有名なチーズ、カマンベールもしかり。カマンベール地方で作られたものでなければ、その名を騙るのはフランスでは法律違反。北海道カマンベールと聞いて「そんなのありかー!」といつも抗議する夫。でも、本物が美味しいからその名を騙ってる訳で、世界の果てでのグルメ崇拝による名称拝借ということで、その辺は大目に見てよね。
 ともあれ、このブランケット、シャンペン程名声がないので、その分お安く、でも同じくらい美味しい。

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 下準備してあった、前菜の仕上げに取り掛かる義姉。
 先ほどの胡桃の上にいろいろな種類の葉っぱの若芽を入れて、ドレッシングとあえて、各皿に盛り付け。いろいろな若芽は、ルッコラ、マーシュ、ほうれん草、その他。水菜もmizunaと言ってサラダ用に売られていることもある。

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 山羊チーズにハーブを合えたものと、スモークサーモンを上に美しく散らしていく。

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 旦那さん(義兄)もお手伝い。
 義姉も母のプレゼントの手ぬぐいスカーフをしてくれていた。あまりにマッチしていたので、始めは気付かなかった。これも彼女らしい色。



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 可愛い鍋敷き

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 義弟からの数年前のクリスマスプレゼントだったらしい。
 え~!うちにはこんな洒落た物はくれたことが無いじゃない。やっぱり、人を見て贈るから!?

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 アッターブル~!A table!
 席に付いてください。

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 もう食事を済ませた我が息子達は、二階の従兄の部屋へおもちゃを貸してもらいに行く。

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 先ほど台所で仕上げた前菜のサラダ・コンポゼで始める。サラダコンポゼとは、つまりいろいろ入れたサラダ。
 今日は山羊チーズとスモークサーモン、胡桃。美味しかった~

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 パーティだから、毎日飲んでるワインよりは、ちょっとお高目を飲む。


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 またしても夢中になって食べていたので、メインのチリコンカルネを撮り忘れる。
 私がお代わりして一番沢山食べていて注目を浴びてしまった。だって、ほんとうに、久しぶりのフランスじゃない料理で美味しかったんだもん。
 義母の料理は全部美味しい。でも伝統的フランス料理を踏み外すことは無い。これは義父の舌によるもの。その点、私達と同世代の義姉は、もともと料理が得意とあって、バリエーションが豊富。大方保守的なフランス人も世代によって違う。もちろん同世代でも個人差もある。
 どんな分野でも思うのだが、フランス人は世界を知らない人と知っている人の差が大きい。生まれてから一歩も村の外へ出たことが無い人もたくさんいるし、世界を駆け巡る探検・冒険者も多い。人皆中流・平均的である、日本と対照的。


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 締めくくりのチーズ


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 室内遊びにも飽きて、庭で遊ぶ我が子供達。
 やはり、自分の家だけで仕切られた庭は良い。野放しにしておいても脱走の心配もなく、親はゆっくりくつろいで食事が出来る。

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 デザート時間を目指してきた、親戚のおばさま。
 彼女も母の贈り物のスカーフをしてくれている。良く見ると、全く同じ色の首飾りも。「私の色なのよ。」と嬉しそう。嬉しい偶然。
 日本で流行とやらの手ぬぐいスカーフ、皆に大好評でした。


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 鞘から種を出す次郎。

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 お母さんがいるときだけよ、と条件付で登らせる。

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 デザートは、林檎のオーブン焼き。
 皮ごと半分に切った林檎の上に、バター、パンデピス、アーモンドを載せてオーブンに入れるだけ。
 美味しかった~
 パンデピスというのは、スパイスのパンと言う意味。肉桂などの香辛料が沢山入った保存の利くケーキのように甘いパン。アングロサクソンのジンジャーブレッドというのが、似たような味だろうか。私はあまり好きではない。でもこうして出来上がった林檎のデザートは、本当に美味しかった。
 見た目はうっとりという感じではないが、良い香り。


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 デザートに親戚がもう二人加わる。

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 我が子たちも、デザートに引き寄せられて戻ってくる。

 デザートの、コーヒーが供されて、おしまい。



溺れた子はいないの!?


2009年1月6日 火曜日

 6時半起床
 太郎と一緒に朝の体操。
 パパも遅れて加わる。
 次郎はやって来て座っている。

 朝のお仕事
 太郎は日課の漢字プリント。
 論語素読。
 歌。「宇宙戦艦ヤマト」
 
 次郎は百均のドリル。
 かんじあそび5歳
 迷路やなぞり書きなど、半分近くやってしまう。
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 次郎が昨日幼稚園で描いた絵を見せてくれた。お相撲の絵。あさりゅうと書いたつもりらしい。
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 次郎の担任の先生は、よく日本の事について次郎に質問をしてくださる先生なので、お正月の行事の写真をプリントして持たせる。次郎にフランス語で説明できる?と聞くと、できると言う。どうかな?
 次郎が成長したのもあるだろうが、この先生のお陰で、次郎は幼稚園が大好きになった。先生が次郎の日本語を評価してくださるお陰で、去年に比べて次郎はフランス語も飛躍的に伸びた。年少だった去年は私の意志で半分しか登園させなかったのもあるが。



 12時半過ぎに戻ってくる夫の昼食を用意して、太郎のクラスのプールの付き添いに出かける。学校へ1時20分集合。外は零下だし、最近疲れ気味で風邪を引きそうだし、今日は付き添いの認定試験を受けるので、気が重い。
 昨日太郎と一緒に見たビデオの「プレッシャーに打ち勝つには」を思い出して、口角を上げる。嘘でもそういう笑い顔を作ると、脳が活性化するそうだ。

 太郎の用意は、水着とタオル。帽子は持ってないのでしかたない。日本に置いて来てしまったらしい。それにプールの後に食べるおやつを持ってくることとの連絡。煎餅と羊羹。

 学校からバスに乗って15分のアクアセンターに着く。
 6回あるうちの、今日は初回。
 縦一列に並んだ子供たちに、最初に課されたのは、
 水に浮くマットの上を歩いて行って、端っこで水の中に飛び込み、プールの底に沈んでいる小さな輪っかを取る。
 見ただけで泣き出す子供が二人。大半の子は怖いと尻込み。大人がやっと足が立つ深さだ。
 水に慣れている子が最初にやる。次の子は沈んで水を飲む。太郎もしかり。
 担任の先生が指導員にこれは無茶と抗議。
 しかも、23人が一人ずつやるのを待つ間、濡れた子供たちはプールサイドで震えっぱなし。
 私はいつもこのプールで寒い思いをするので、もう来るのは嫌になっている。

 担任の先生が、(自己申告で)「水が怖くない人はこっちに来て」と呼び集める。先生と付き添いのお母さんと私が、太郎を含めた10人の子を別のコースへ連れて行く。
 そこはもっと深くて、私も足がつかないが、滑り台から滑り降りた後、ちょっと向こうの水面につかまるホースがある。
 ホースを伝って行ったり、一回ごとに水に沈んではまた顔を出しながら、ホースや棒を一本ずつくぐっていくコース。
 去年の年長クラスも同じような水泳の授業があったので、記録があるはずなのだが、前担任が転勤する前に引継ぎせずに、子供の資料がないというのだ。
 指導員は最初に子供のレベルを分けるテストをするわけでもなく、ただ闇雲に、足がつかない深さの水の中へ入れているだけのようだ。
 長いコースなので、私ともう一人が水の中で待機。先生はサイドで指示を出す。先ほどいたはずの指導員はどこにもいない。
 滑り台から水に入った子が溺れそうになる。
 これは無理だと判断して、
 足がつく子供プールへ行って、似た様なコースをやる。
 これは危険も無く、みんなだんだん上手にできるようになってきた。
 次に、幼稚園の年長組がやっていた滑り台を借りて三周位する。
 頭から滑り降りたい人はやっても良い。
 楽しかったが、年長さんに返さなくてはいけないので、
 また別のコースを回り始めて、時間切れ。

 この間、指導員は何の指導もアドバイスも救助も補助もしなかった。

 帰りのバスの中で、私と目が会った先生、「あなたの認定試験もしなかったわね。」
 もう認定されているお母さんが、「私なんて去年の終わりに試験をしたわよ」
 とにかく、経験者によれば、「毎年そうだけど、まるでなってない。」そうだ。
 こんな次第で、認定もされていず、泳ぎも得意でない私でも、いなかったらもっと大変だったことは想像に難くない。

 
 3時半にバスで学校へ戻り、家まで帰って一息つく。
 4時半にお迎え。
 おやつに持って行った羊羹や煎餅を友達に分けてあげたら皆好きだったとのこと。また持って行って良い?と太郎。
 家で太郎のプールの袋を開けると水着が無い。
 どうして?と聞くと、だって見つからなかったから。
 私が最後までついていなかったからだが、子供たちが何十人も更衣室にいるのに、のろのろした太郎に最初から最後まで付き合う訳にもいかない。それに、私は女の子達と一緒に着替えていたので、太郎の所にはちらちらと様子見に行った程度。


 太郎は学校の宿題を3分。教科書の音読。
 太郎が「もうすぐおにいちゃん」を音読してくれているのを聞いている間に、今日は私がうたた寝してしまった。
 次郎のリクエストで、「いっきゅうさん」を二回読み聞かせ。

 太郎は四字熟語カルタを12枚くらい、
 次郎はおなはしかるたを12枚くらいして、

 ビデオタイム
 昨日の続きの、
 「ダーウィンが来た」のツバメ。


 夜、夫にプールの話をすると、「ひどいね、今まで溺れた子はいないの?」


 それでも、太郎が今日一番楽しかったことは、プール。
 お母さんは?と太郎が聞くので、「さっき、頼んでないのに、太郎が『(洗濯物を畳むのを)手伝ってあげる』と言ってくれたこと」
 次郎は、皆に写真を見せたこと。上手に説明できたと本人は言っている。
 二人とも幼稚園や学校から帰ってくると、私と話すのに、「○○ってなんだっけ」発言が多く、日本語の単語を度忘れしている。



♪お正月にはタコ焼きで~♪・・・?


2009年1月7日 水曜日

 朝の体操
 朝のお仕事
 次郎は百均漢字ドリルを少しばかり。
 太郎は日課の漢字プリント。学習支援サイト向日葵


 朝食を用意しながら次郎「かったるいなあ」
 「かったるいってどういう意味かわかってるの?」
 次郎「わからない」と言いながらも、かったるそうな仕草。


 次郎がやろうと言って、手ぬぐい相撲
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幼児のためのよみきかせおはなし集〈2〉より、
 「かさじぞう」
 「にげだしたパンケーキ」
 を読み聞かせ。
 逃げ出したパンケーキの話が終わった後、
 太郎が
  「パンケーキを追いかけてきた子供たちは、日が暮れる頃豚に会いました。豚は『ぼくが食べちゃったヨン』と言って、子供たちは『とんでもない!』と言って・・・」などと、勝手に話を続けていた。

 次郎が「かげ」と「音がとびだす、しょうぼうしゃ・パトカーえほん」を音読してくれる。


 朝8時半頃、床暖房業者が来て、漏れを発見して直していってくれた。
 その後、夫もベッドで寝込んでいるし、最近コタツでうたた寝の味をしめ直し、
 「12時までコタツでお昼寝」とする。


 夫が昨夜から具合が悪いので、お粥を大量に作る。どうせなら、米から作った方が早いと作り始めて、以前凝った中華粥にする。
 米にごま油、肉を入れて煮るだけだが。
 昨日から次郎に指摘されていた、人参の芽を、食卓に出す。
 自分達で育てた人参の切れ端から出た芽を嬉しそうにお粥に入れる。
 残っていた鮭などをほぐして好き好きに入れる。
 食べ初めて、そういえば七草粥を食べる日だと思い出す。
 「これじゃあ一草粥だね」
 「大根や蕪を買えばよかった。」
 「ほかの草はフランスに生えてるのかなあ?」
 など笑いながら食べる。

 ばあばと新年初のスカイプをする。
 親戚がたくさん集まった広島で、皆と一緒にお餅つきをしたかったなどの話。
 お正月に次郎が広島に電話した時、「臼と杵でついたの?」と聞いたので、「良くそんな言葉を知ってるもんだ」と感心されたとか。
 数年前、夫と子供二人と日本へ年末帰った時に、通りかかったマンションの庭で、餅つきをしているのを見かけた。当時二歳だった太郎は柵にへばりついてじっと見るし、夫も興味深く見ていた。すると、マンションの人たちが、「御餅つきますか?どうぞ入って」と、招き入れてくださった。お陰で、夫は杵を持って餅つきを経験した、数少ないフランス人の仲間入り。写真もばっちり取ったので、子供たちと一緒に見ることもある。
 次郎がお餅つきしたーい!と言うので、「太郎も次郎も男子だから、もう少し大きくなったら、木を切って作ってよ。」と頼むと、「いいよ、作ってあげる。そしたらフランスでも御餅つきできるね。」と次郎。

 ばあばが「太郎君が結婚するまでには、まだ、だいぶあるから、留袖を私の従姉に上げた」などという話をする。
 太郎「太郎はね、絶対に結婚しないの」
 ばあば「あらそうなの、どうして?」
 太郎「だって・・・お母さんと結婚したいけどできないんだもん」
 ばあば「そうよねえ、おかあさんとは結婚できないのよねえ・・・」


 柔道に行くのでばあばとのスカイプを切り上げる。
 子供の着替えを済ませて、私が今度は着替える間、厄介なことをしでかしてもらいたくないので、正座。
 二人で声を揃えて暗誦させる。
 「はるはあけぼの」
 「祇園精舎」など。
 一人でするのとは、また違って、「なかなかかわいくて素敵」、と褒める。

 いざ、車に乗り込んだらまたバッテリーが上がっている。
 しかたない。今朝は零下8度だったが、午後の気温は零下ではなく零度なので、外で遊ぶことにする。
 柔道の時の準備体操のようなことをする。前または後に走ったり、横にステップなど。
 漸く見つけた羽子板で羽根突きと思ったが、羽根が見つからない。軽いボールで代用。太郎と結構楽しむが、3回以上続かない。
 サッカー。
 次郎とラグビーボールのパス。
 太郎とバッティング。

 家に入っておやつ。
 「何にする?」
 「何がある?」などと言いながら、
 次郎「お正月なのに、たこ焼き食べなかったじゃない!」
 太郎「たこ焼きはお正月の食べ物じゃないよ」

 お煎餅や羊羹を食べながら、
 次郎「一番楽しかったことはー、寝る前に(つまり今)言ってあげる。今からお風呂に入ること。」
 「楽しかった事っていうのは、これからする事は言わないの」
 次郎「ふーん」
 次郎にかかっては、相対性理論もタイムマシーンもフランス語の時制もギャフンだ。

 
 重い腰を漸く上げて、芋かりんとうを作る。
 切って見てびっくり
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 橙芋かりんとうができる?
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 出来上がりはかりっとせず。美味しいけど歯ごたえが・・・


 今度は太郎が「音がとびだす消防車パトカー」を音読してくれる。
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 次郎はおはなしかるた。
 太郎は部首カルタをする。

 それぞれに風船で暫し遊ぶ。
 その間、ミカさんにいただいたCDをかける。

 ビデオは「ダーウィンが来た」のつづき、「狼」そして「ものまね鳥」
 



 今日一番楽しかったことは、
 太郎は、一草粥を食べたこと。
 次郎は、お母さんが歌を歌ったことと、テレビを見たこと。
 夕方、次郎を抱きしめながら「あ~だから今夜だけは~君を抱いていたい~♪」というのを歌ったからだ。特に意味は無かったのだが。
 次郎「それ、お別れの歌なの?」
 「そうね」
 次郎「どうしてお別れするの?」
 「ん~、どうしてかなあ?」
 次郎「汽車に乗って行っちゃうの?」
 「そうね」
 太郎「もう歌わないで」
 次郎「もう一回歌って」
 太郎も抱っこして、もう一度歌った。
 

園長先生、尊敬!


2009年1月8日 木曜日

 朝起きられずに、全てを夫と子供たちに任せる。
 朝の体操をやっている音がかすかに聞こえた気がする。
 朝のお仕事
 次郎はお手紙をいろいろ書いていた様子。
 太郎は日課の漢字プリントをやったらしい。二文字間違えていた。


 9時半に太郎のクラスのスケートの付き添いのため学校へ行く。
 今日は、十人強ずつ二組に分かれて、前に向かって滑る練習と、障害物コースを回る練習をした。

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 私は11時半に家に戻り、作りおきのシチューを温めて昼食。

 朝、出かける前に届いていた、新しいパソコンを夫が設置してくれる。



 夕方迎えに行くと、次郎は不機嫌。
 先生も「今日はご機嫌斜めですね」と。
 次郎「次郎はいつも幼稚園では良い子。」
 次郎「嘘をつく子がいる。ロマンは良い子じゃないのに良い子だって言った。先生はそうじゃないって言った。」
 「おうちで良い子じゃないときがあっても、幼稚園で良いこの方がいいのよ。反対はだめよ。」と言うと、
 次郎「ロマンはおうちでも幼稚園でも悪い子!」


 それを言ってすっきりしたのか後はご機嫌。
 休み時間に先生と木の枝にぶら下がる遊びをした話、給食のデザートはイチゴのフロマージュブランだったこと、おかずはお肉しかなくて野菜がなかったことなどを話してくれる。お肉のほかに何もなかったの?と聞くと、「ポムドテールしかなかったの」と次郎。
 「ポムドテールって何?」ととぼけて聞くと、日本語で思い出せないらしく、
 太郎が横から「じゃがいも」

 東京○幼稚園の園長先生と先生方から年賀状をいただいた。
 「本当の日本の年賀状よ」と言うと、
 「ふーん」と表裏をひっくり返してじっくりと見る太郎。
 それからおもむろに読み出した。ひらがなで書いてくださったので、読めてうれしかったようだ。
 宛て先を見て、読んでみて、「園長先生フランス語も書けるの?」と驚く太郎と次郎。


 太郎は算数の宿題をしながら、今朝から定規がないと言う。
 次郎が貸してあげた手袋も片方しかもって帰ってこない。
 おとといは水着を持たずに帰っても平気の平左衛門。
 「だから、また買って」と言うのだ。本当に困ったものだ。


 「せんりのくつ」を読み聞かせ。
 次郎は「かげ」を音読。
 太郎は「ヤンボウ ニンボウ トンボウ」を数ページ音読。絵が多いので、次郎も面白そうに覗き込んで聞いていた。
ヤンボウニンボウトンボウ―遊べあそべ!王子さまの大ぼうけんヤンボウニンボウトンボウ―遊べあそべ!王子さまの大ぼうけん
(1996/12)
飯沢 匡大石 好文




 ビデオ
 ドラえもん
 ダーウィンが来た「求愛鳥」


 子供部屋が散らかっているので、先ほど見たビデオの台詞を思い出して、
 「もうノビタったらいつも出しっぱなしの散らかしっぱなしで!ノビタって呼ぶわよ!」
 面白がっていたが、次郎「次郎エモンて呼んで」

小麦粉粘土あそび


2008年1月9日 金曜日

 朝の体操
 小さな音で聞こえなかったが、行ってみたら、二人でもう始めていた。
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 遠慮して音を抑えていたのかと感心したが、大きくする方法がわからなかったということらしい。

 朝のお仕事
 太郎は日課の漢字プリント。集中しないで、私と次郎やり取りに気を取られっ放し。
 次郎とはお手紙のやりとり。
 次郎から来た手紙の封筒を開ける。じっと見つめる次郎。
 「二番のお手紙は、お手紙がたなでやってね」
 ペーパーナイフで封を切ってほしかったのだ。
 二回目に同じ封筒を使い、私がペーパーナイフで切ろうとすると、封が開いてしまう。
 次郎が取って、封を抑えながら封を上手に切っていく。
 褒めると、周りを全部切り開いていた。


 昨日から咳が少し出る次郎。
 何かにかこつけて次郎を休ませたがる私「次郎、明日幼稚園行く?」
 次郎「うーん、休む。咳が出てるしね」

 でも今朝起きたら「行くよ。」一晩寝て、気力が充実したのだろう。
 たまねぎの半切りを枕元に置くせいか、起きている時だけ少し咳をする。


 寒波は去ったとの予報だったのに、今朝はまた零下七度。
 次郎に、更にタイツを履かせ、フリースを着せる。
 やにわに本を取り出す次郎。
 「わにがわになる」を声を出して読み出す。
 パパに待っててと頼んで、あっという間に最後まで読む。
 次郎の言動は読めない・・・


 今日はお昼を家で食べる日。
 次郎のクラスへ迎えに行くと、先生が、間違えて食堂へ行ってしまったから迎えに行ってくださいとのこと。迎えに行くと、アシスタントの先生が、口を押さえて「ごめんなさい、間違えちゃった」
 食堂から出てきた次郎は、怒って泣いている。
 「だって、先生が間違えたんだもん。先生が悪いんだもん」
 「そうよ、先生が間違えてごめんなさいって言っていたわよ。次郎が悪いんじゃないわよ」
 次郎「ああいうのが食べたかったのに」
 「じゃあ、給食を食べる?」
 次郎「ううん、おうちに帰る」

 帰り道で気を取り直す。
 赤いカーデガンを着ていくのは恥ずかしいとか、お友達が女みたいって言うとか、最近、何かを恥ずかしいとよく言う。
 この前、次郎はいつも幼稚園では良い子と言っていたのは、まんざら嘘ではなさそう。パパは、それは誰の言?と次郎が勝手にそういっていると思うらしいが。
 家では、悪いこともする、と自覚している次郎。幼稚園では、今日のようにちょっと間違えると恥ずかしいくらいの優等生でがんばっているのかもしれない。



 ミカさんのCDをかけていたら、ごんべさんの赤ちゃんがよほど気に入ったらしく、
 「ごんべさんの赤ちゃんが ぐるぐるぴー」という替え歌まで作って歌っていた。


 次郎は午後は疲れて幼稚園を休む。
 次郎「だってどうせ今日はガレット・デ・ロワ食べないんだもん」


 ばあばとスカイプ。
 ばあば「今日は幼稚園で何したの?」
 次郎「ほねおりぞんのくたびれもうけ!」
 ばあば爆笑。
 何をどこまでわかって言っているのやら・・・


 次郎のリクエストで、こばんのむしぼし (保育絵本―日本のむかしばなしシリーズ)を読み聞かせ。
 次郎「こばんのむしぼし食べた~い!」「こばんのむしぼしの上にねた~い」
 確かに蜜色に焼けた大判焼きみたいな挿絵。
 寝たろうが寝転がっている様子も、眠気をさそうのどかな風景。 


 次郎と小麦粉粘土で遊ぶ。
 こちらの普通の粉は中力粉なので、結構粘りが出て、伸びる。
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 パプリカ、クルクマ、粒胡椒を使用。

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 太郎を迎えに行く。
 ガレット・デ・ロワの紙の冠をかぶっている。
 テオファンがくれたのだという。
 テオファンがもう意地悪をしないなら友達になると言ったそうだ。
 放校寸前だったテオファン、改心したようだ。


 
ヤンボウニンボウトンボウ―遊べあそべ!王子さまの大ぼうけんヤンボウニンボウトンボウ―遊べあそべ!王子さまの大ぼうけん
(1996/12)
飯沢 匡大石 好文


 太郎に読んでもらうはずが、私が最後まで全部読み聞かせた。
 次郎「お母さんを探しに行かないの?」
 太郎「戦ってたからだよ」



 日本の幼稚園のお友達から年賀状が届く。


 寝る前の読み聞かせ
 
かっぱわくわく (新しいえほん)かっぱわくわく (新しいえほん)
(2000/07)
やすい すえこ高見 八重子



おでんくん―あなたの夢はなんですかの巻おでんくん―あなたの夢はなんですかの巻
(2001/12)
リリー・フランキー



かちかちやま (ワンダー民話館)かちかちやま (ワンダー民話館)
(2005/10)
水谷 章三村上 勉





 太郎が今日楽しかったことは、本を4冊も読んでもらったこと。



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踊って発散!


2009年1月10日 土曜日 寒波は去ったと聞いていたのに、今朝も零下八度。

 朝の体操
 新しいパソコンで再び動画が見られる。
 ラジオ体操第一。
 いつもの第二はビデオで。

 朝のお仕事
 太郎は日課の漢字のプリント。
 次郎はお手紙を書いてくれた。


 出しっぱなしの茶道具を次郎が触っていたので、片付ける。
 「また茶道しようね」と言ったら
 次郎「へそで茶を沸かしてね」


 暗誦
 春の七草
 「善人なおもつて往生をとぐ、いわんや、悪人をや」親鸞語録


 太郎がみんなに読んでくれた
 「みんなともだち」自由画帳の話。お正月の買出しの話。手話~おやすみ。
 「おやゆびひめ」四ページを太郎が、残り四ページを私が読んだ。
 幼児のためのよみきかせおはなし集〈2〉より。
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 次郎音読
 「わにがわになる
 「あかちゃん1.2.3. (どうぶつえほん (1))
 
パンツぱんくろうしかけえほん (2) (げんきしかけえほん (20))パンツぱんくろうしかけえほん (2) (げんきしかけえほん (20))
(2005/04)
あきやま ただし


 読み聞かせ
 「うりこひめとあまんじゃく (保育絵本)」 
 「三つのおねがい」幼児のためのよみきかせおはなし集〈2〉より。


 昼食、お昼寝。


 ウルトラマンのビデオはもちろん本さえなく、カードしか持っていない太郎と次郎。
 「ウルトラマンが戦うところが見たい」と言うので、youtubeで見せる。


 カルタ
 日本と世界の名作おはなしかるた
 
日本のことわざかるた日本のことわざかるた
(2002/11)
西本 鶏介いもと ようこ


 
98部首カルタ (漢字がたのしくなる本教具シリーズ 3)98部首カルタ (漢字がたのしくなる本教具シリーズ 3)
(1993/04/15)
宮下 久夫


 太郎がやりたいと出してきた。
 
楽器カード (くもんの写真図鑑カード)楽器カード (くもんの写真図鑑カード)
(2003/02)
吉成 順


 楽器を当てるメロディーが流れて、楽器のカードを探す。
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 その楽器を使った名曲が流れる間、みんなで踊る。
 太郎は汗だくになって最後まで踊っていた。
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 ビデオ
 ドラえもん
 働く車・・・清掃車


 夕食後、二人ともパパに散髪してもらう。


 暗誦導入
 「徒然草」冒頭


 太郎が一番楽しかったことは、いっぱい踊ったこと。

百均ドリルも使いよう


2008年1月11日 日曜日

 朝の体操

 朝のお仕事
 太郎は百均漢字ドリル。
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 十字の点線を目安に、一画ずつ、どこから始まりどこで終わるかを見てから書くように指導。先日の書初めが少し役立ったかも。
 いつもと違い、丁寧に気をつけて書いていた。
 筆順は自分で番号と矢印を記入させた。
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 次郎は
 ひらがなと絵の線結びプリント。

 国語ドリル。
 家族の呼び名を読む。

 ドリルの仲間探しの答えをこくごのノートに書く
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 「た」をきれいに書く練習。

 一年生の国語のドリルを見たら、始めのページは簡単そうだったので、次郎がやる。
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 週めくりカレンダー(百均)
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 フランス語の本を6冊パパに読んでもらう。


 太郎の学校のリュックの中身点検。
 太郎が学校で吐いたときに借りて、返していないトレーナーを発見。
 不要なものもあり。
 図書室で借りた本が入っていた。読んだ姿を見ていないので、読ませる。

 フランス語特有表現の本
 パパの指導の下、太郎が全部最後まで読む。
 面白いので次郎も覗き込んで聞いていた。
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 たとえば、表紙の題名になっているのは、
 「『お母さんの友達のイヴェットは本当にフクロウだ』と。お母さんが僕に言った。」
 フランス語の「フクロウ」という単語はなぜか「素敵、いかす」という意味も持つ。
 だから本当は「友達はとても素敵」という意味。

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 「『ママはパパにウサギを置いた』と。パパが僕に言った。」
 実は、「待ち合わせの約束をすっぽかす」と言うこと。


 新しいパソコンはラップトップ。
 これを機に、書斎の配置換えをする。
 物が以前の場所から移動されてなくなっているので、皆、前の置き場に行ってから、新しい置き場を探したり。
 「右往左往しちゃった」と太郎。


 暗誦
 親鸞、歎異抄
 徒然草冒頭


 車庫を整理、配置変え。

 私が車庫と台所を行き来している間、 
 次郎は一人で
 「かげ」を音読し、
 日本と世界の名作おはなしかるたを読んで取っていた。

 
 ビデオ
 太郎が外で遊ぶ間、次郎は寒いのでドラえもんを見た。
 太郎も戻ってきて、
 「稲の栽培」
 「脳を刺激する映像100」
 などを見る。
 面白くて、皆で最後まで見てしまい、
 夕飯が遅くなってしまった。

我が家の新法2つ施行!


2009年1月12日月曜日

 次郎は相変わらず鼻水が出て、咳も少し。
 太郎は元気。

 今日は給食や朝夕の時間外保育で働く人々のスト。
 太郎と次郎は、もともと時間外保育はしていないし、今日、月曜は毎週給食を食べない日なので、予定に変更なし。


 朝の体操

 朝のお仕事
 太郎は漢字ドリル。
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 左のページを三回音読してから、右のページの書く練習に入った。
 やはり、朝は元気よく声を出したほうが脳が目覚めると思うので。
 始め、テキトーにやっていたので、よく見てしっかり書くように叱った。
 大きいお手本の漢字の下に二行ある。
 右がなぞり書き、左が空欄。これではなぞったのを見ながら空欄に書けない。お手本は、書く漢字と同じ大きさでなければいけない。
 それで、一行ずつずらして、なぞり書きの右に書くように指導。

 次郎は
 トミーのページのプリント。
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 お手紙じゃない時は、「より」って書かないの、と教える。

 「ん」の練習。

 「ことばのれんしゅう」ドリル~かぞく
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 弟もいないし、ドリルの中の「わたし」は女の子なので、いろいろ話ができる。
 「ぼくはおとうとです」と書かせようと誘導したが、
 次郎が書きたかったのは、
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 朝子供たちを徒歩で学校&幼稚園へ送っていく。
 深い霧に包まれた幻想的な朝だが、寒さは和らぎ、1度。


 次郎の先生が「よく体を休めた?」
 次郎「はい」


 昼休みに迎えに行く。
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 冬枯れの風景もそこはかとなく緑なのは、地面から、木の表面にいたるまで苔が生えているから。なにしろ、よく雨の降る地方。今日も少し降った。

 子供たちは少し外遊びをして、家に入る。
 今朝届いたソファーを見て、飛び上がって喜ぶ子供たち。
 チュニジアにいたもっと小さい頃、社宅のソファーを基地にしたり、車、船にしてて遊んでいた。
 飛び降りる、クッションは投げ飛ばす。分解する、果ては壊す。くつろぎの居間のはずが、この子達にかかるとアスレチックルームと化してしまう。
 決まりを作らないと、そうなるのは目に見えているので、当面子供は使用禁止。
 ソファがなくても私はなんとも思わないが、床に座るのが苦しい夫はこれでようやくくつろぐ場所ができた。


 私の子供の頃の片手用の楽譜を見ながら、私がドレミと歌いながら音符を指差して歌い、次郎がリズムをとる。
 実はリズムを取るのは、ビンの金属製の蓋。真空状態を確かめるための、真ん中がぺこぺこするやつ。ペコっと鳴るのがうれしいらしい。いろいろな蓋でやって見ると、よく鳴るのと鳴らないのがある。
 太郎と次郎のフランスの従兄は、2年前からコンセルバトワールに週一度ピアノを習いに行っている。
 一年目はピアノに触らせてもらえず、ソルフェージュをみっちりやったそうだ。つまり、一年間、楽譜を読む練習だけ。一緒に始めた友達は、そんな訓練にうんざりして、あっさりやめてしまったらしい。続けている彼は、今は、モーツワルト等の簡単な練習曲を、ゆっくり正確に弾けるようになっている。

 楽譜を指差して太郎「これがド?」
 音符に自分から興味を示したのはこれが初めて。
 「うん、高いドだけどね」
 太郎「じゃあ低いドは?」
 

 次郎は幼稚園で
 午前中に
 「先生はぜんぜん手伝わないで、自分でギャレット・デ・ロワを作ったんだよ」と次郎。

 午後は
 「疲れてても行かなくちゃ、だって、ギャレット・デ・ロワを食べるんだから」

 今日の幼稚園は、「骨折り損のくたびれもうけ」ではないらしい。


 夕方、次郎は作った王冠を被って帰宅。

 王冠を被って、良い者と悪者に分かれて戦ったらしい。
 次郎と親友のマキシムは良い者。
 マキシムが王様で次郎がシェフ・・・つまり、首長。
 竜になって悪者を食べた。
 悪者が固まった時は、食べられない。というような遊びらしい。

 件のギャレットは、イチゴ、ハシバミ、その他の果物のコンポットをつけて食べたという。
 遊んでばかりいて王冠を作らなかったサミは、ギャレットも食べちゃいけないと先生が言って、食べなかったという。
 次郎「どうしてか知ってる?だってかっこよくないから。」 


 太郎は、
 家の決まりの表に、二つ決まりを書き加える。
 1.家に戻って、言われる前に着替え、手洗い・うがいをしない時は、おやつは無し。
 1.何かすべき時に、「早くしなさい」と言われたら、デザートは無し。
 本日より施行。
 
 太郎は、
 朝のお仕事の残りと、
 学校の宿題をする。
 
 太郎が図書室で借りてきた本の絵を皆で見ながら、お話を日本語で言う。
 ところどころ、太郎がフランス語を読む。
 

 次郎と太郎が交代で読む。
 「たのしい でんしゃ 」(たのしい絵本シリーズ)
 次郎「ちょっと待って」と大急ぎで下敷きを持ってきて、同じ列車を見つけようとする。
 しかし、この本も下敷きもかなり古い。モデルチェンジされて、今時これに載っている列車はないと思うが、まあいいか。
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 一ページだけ読み聞かせ
 
いたずらでんしゃ (グラマトキーののりものどうわ)いたずらでんしゃ (グラマトキーののりものどうわ)
(2005/07)
ハーディー グラマトキー




 ビデオ
 ダーウィンが来た「鳥の求愛ダンス」
 太郎はシャワー。
 その間に次郎はテレビの前で居眠り。


 お布団で読み聞かせ
はらぺこあおむしはらぺこあおむし
(1989/02)
エリック=カールもり ひさし


「キンダーブックジュニアえがおがだいすき」2009年9月号
「チャイルドブック・ゴールドみんなともだち」2007年9月号・・・宇宙飛行士の話など、途中まで


 今日一番楽しかったこと。
 太郎は、寝る前に本をたくさん読めたこと。(読んでもらったこと。)いつもは寝る支度が遅れてあまり読めないから。 
 次郎は、(「ダーウィンが来た」のビデオで)鳥を見たこと。



わたしのまちがひだった・・・


2009年1月13日 火曜日

 目覚ましが鳴ると同時に、次郎が起きて来る。
 早く着替えて、ラジオ体操を一番に始めたいらしい。

 朝のお仕事
 太郎は漢字ドリル。
 「けはいというのはなんとなくかんじること。」と書いてあるのを読んで、
 「なんだかよくわからない」と言う太郎。
 太郎「なんとなくってどういうこと?」
 辞書を引かせると、「けはい」を引いて、また同じ説明文を読んで、
 「あっ、なんとなくっていうのを調べるんだった」
 そんなこんなで、ドリルははかどらずに時間切れ。

 次郎は
 プリント
 「め」の練習。
 「ん」も忘れてしまったようなので。もう一度練習。
 暗誦、「雨ニモマケズ」「歎異抄」
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 だらだらと25分もかけて朝ごはんを食べて、その後の支度も遅いので叱る。
 雨も降っていて、傘を差して、小走り。最後のほうはコートの首根っこを掴んで走りこむ。門が閉まっているわけでもなく、8時30分を過ぎても、まだ登校中の親子もいるので、本人たちは遅れたという気がしていないのが良くわかる。だから、朝の登校時間への緊張感が足りないのだ。いらいらするのは親ばかり。遅刻をしたら廊下に立たされるくらいのほうが良い気がする。30分を過ぎているのに、学校前の歩道で、子供を連れたまま道をふさいで立ち話をしている親もいる。
 朝の出だしがこうだといやになる。
 次郎は泣き顔で教室に入ると、先生が「あら、次郎君は今朝はどうしたのかな?」
 次郎は答えないので、「朝の支度がだらだらと遅いので叱ったのです」と言うと、「それじゃあ仕方ないですね。」と先生。


 一人の帰り道、人気のない小道で若者とすれ違う。
 ふと昨日のニュースが頭をよぎり、身を固める。
 県内のこの市よりももっと小さなな田舎町で、18歳の専門高校の青年が、先生を職員室でナイフで刺したということ。治療費が払えずに、精神病院から出されたばかりだったという。警察でも知られている青年だったそうだ。


 豚カツを揚げるのにとても時間がかかる。
 かりんとうはかりっとせず、つまりこれは千切りの大学芋?でも味は満足。


 太郎の水着紛失事件。
 犯人は私だった。
 母子の濡れた水着が入ったビニール袋を発見。プールへ出発の一時間前。
 とても眠くて、プールの前に少し寝ようと目覚ましをかけていたが、一時間間違えていた。幸いにも、自然に一時間早く目が覚めた。
 水着の件といい、昼寝の件といい、だめなお母さん。
 でも、失敗したのが、太郎でなく自分で、なぜかどこかでほっとしている。
 この母親にしてこの息子。・・・だからしょうがない。
 太郎もそれほど、救いがたい訳ではない。
 あの時、濡れていて寒いので、早く乾いた服を着せるために太郎の着替えを手伝いに行き、自分の水着と一緒にビニール袋に入れたのだ。それを今日まで忘れ去っているとは・・・
 太郎が学校から戻った時に、太郎の水着をすぐに洗って乾かそうとして、ないことに気づいた。それですぐに太郎を責め始め、自分の水着のことはお留守になっていたのだ。
 
 太郎を非難したことを深く反省。

 でも、自分が結構ずっこけていても、「まあそんなもんさ」と思っている自分を発見。
 たぶん太郎も同じなのだろう。


 、水着は私の間違いだったけど、太郎は少しは自分の持ち物に関心を持たなくちゃいけないと思う。 学校へ行てみると、水着もタオルも持たずに出かけたのに、水泳の時間間際まで楽しく遊んでいる太郎に
 「それで、どうするの、水泳?」と聞くと、親友の「マチューが太郎のために余分の水着をもってきてくれた」と言う。
 なんて友達思いの良い友。しかも6歳にして、なんて気が利くのだろう。
 そんなすばらしい友達を持つ太郎をも見直す。
 太郎の担任の先生が私の顔を見るなり、
 「皆に聞いて間違えて持って帰ってないか探してもらったんですが、太郎の水着は見つからなくて・・・」と切り出した。
 「それが・・・実は私のせいだったのです。」と白状。
 「じゃあ、あったのですね、それならよかった。」
 恥ずかしくて「この母にしてこの息子って訳で・・・」と言うと、(この父にしてこの息子というフランスの諺のモジリ)
 苦笑して先生が「実はね、毎週月曜日に図書室で本を借りるのに名前を書くのですよ。その時、太郎が、「アレー僕の名前なんだったっけ。」って言うんです。
 先生も、「やだ、自分の名前を忘れちゃったの?」
 一緒にいたサラが「君の名前は太郎じゃない、忘れちゃったの?」
 すると太郎「ああそうだった」と、何事もなかったかのように記入。
 そして、次の週もまた、同じシーンが繰り返されたそうな。
 先生は心配して、休み時間に太郎と話をした。
 「太郎、ときどき何もかもわからなくなることがあるの?図書貸し出しカードを書くときに、本当に自分の名前を忘れているの?それともジョークなの?」と尋ねたそうだ。
 先生曰く「すると太郎『ジョーク』ですって」
 先生と私は顔を見合わせて参ったの表情。
 私「バイリンガルだから、そういう問題があるのかと思いました。」
 ほっとする。

 ところが、夕食を食べながら、太郎に聞いてみると、答えが違う。
 「太郎、ときどき自分の名前がわからなくなることがあるの?」
 太郎「えっ?・・・うん」
 「そういう時って、自分が誰だがわからなくなって、火星人かどうかもわからなくなるの?」
 太郎、笑う。
 「お父さんやお母さんが誰かもわからなくなるの?」
 太郎「それはわかる」
 「図書室に行くときだけなるの?それともよくなるの?」
 太郎「うーん、図書室に行くときだけ」
 「どうして?」
 太郎「いっぱい本を見て、集中して探して、その後。何がなんだかわからなくなっちゃうの。」
 「ふーん」
 先生に答えたのと違う。
 一体どっちが本当なのやら、本人にもどちらが本当かわかっていないのか・・・
 ジョークなのか、それとも頭がボーっとして名前をド忘れするのか・・・?
 



 子供たちのプールの授業の前に、私は水泳補助の認可の試験を受けた。
 ジャンヌのおじいさんも一緒に受けたので、先にやってもらい、気が楽だった。
 25メートルプールの飛び込み台から飛び込んで、泳いで、半分以上行った所で潜ってプールの底を触ってから再び浮き上がり、最後まで泳ぐ。
 飛び込みなんで嫌いで、何十年もしていないが、試験なので仕方ない。
 おなかを水面に打ち付けることもなく無事飛び込み、言われたとおりにやって、試験終了。合格。


 今日の子供たちの水泳の授業は、クラスを初級組みと中級組みに半分割。その中級組みを、私を含めた3人の保護者が手伝った。今日はすべて足のつかない大人の深さのプールでのコース。

1. 浮くマットの上を端まで歩いて、端で水に飛び込み。すぐ手元にあるジャングルジムにつかまる。ジングルジムの底に沈めてあるいくつもの輪っかをひとつ手で取る。できない人は足でとる。ホースを伝うか、自力で3メートルくらい先のプールサイドに戻るというコース。
 二回目からは走って飛び込む。それを楽しむ子が大半だったが、怖がる子も数人。
 本来水に飛び込んで一掻きしてジャングルジムに掴るところ、勢いをつけすぎた太郎は、飛び込んだと同時に掴んでいた。ジャングルジムに激突するのではないかと、皆が息を呑んだ瞬間だった。
 輪っかも手で取れて、潜るのは合格。10人中、1人は足でも取れなかった。足でも頭を水に沈めなければならない深さ。3人くらいは足でキャッチ。
 
2. この前、溺れかける子が出るまで数人だけやったコース。
 滑り台から水に滑り込み、すぐ先のホースを掴む。畳大の大きな浮きマットに四角い穴が二つ開いているので、水にもぐって穴から顔を出す。浮いている梯子も同様、うんていのように、交互に片手で棒を掴み、ひとつずつくぐって顔を出して終わり。
 梯子は前回のコースにあったので、できない子はいなかったが、太郎が一番リズム良くすばやくできた。

3. 長い棒状の浮きを胸の前から両脇に抱えて、滑り台から水に滑り込み、そのまま泳ぐ。
 これは皆できて、楽しそうだった。
 太郎は体が垂直になりがち。
 浮き輪無しでも、3メートルくらい、自己流で泳げる子も二人、習い始めで少し泳げる子が一人。


 実は、この1番の浮くマット。
 授業の終わりに「どんな感じがするのかしら~」と私が言うと、別のお母さんが、「やってみるしかないわね」と、一番にやってみた。子供たちは皆もう水から上がって見ていた。続いて、ジャンヌのおじいさん。最後に私。みんな、最後までたどり着く前に、沈んで歩けなくなる。子供の体重だからできたのだった。でも子供でも躊躇して足が止まると沈みだす。



 下校
 太郎は朝の漢字ドリルの続き。
 集中しないので、次郎と私は子供部屋に退散。それから台所へ行き、食前の果物を食べる。
 学校の宿題も終えた太郎も加わる。

 太郎に「じゃあ太郎のクラスにもう悪い子はいなくなったのね。テオファンも悪さをしなくなったし、ガブリエルも前ほどは叫ばなくなったし」
 太郎「でもテオファンはオドレにだけは意地悪をするよ」
 「どうしてか知ってる?」テオファンはオドレが好きでいつも呼びかけたり、自分のやることを見てと頼んでいる。
 太郎「知ってるよ。だってテオファンは・・・amoureuseって何て言うの?」
 「好きな人、恋人」
 太郎「だってテオファンは好きな人が欲しくて、結婚したいから。」
 「だって6歳じゃまだ結婚できないって知ってるでしょ」
 太郎「うん、でも嘘に。嘘に結婚式をして、口にチューするの」
 「え~!口に~!」
 太郎「うん、そう、テオファン、もうほかの子にしちゃったよ」
 「口にしちゃだめよ」
 太郎「どうして」
 「だって汚いから。それに、口にチューは本当に結婚する人にだけするの。」
 太郎「ふむ」




 読み聞かせ
 「だれのたまご?」
 

 次郎は音読
 
なあになあに (はじめてのあかちゃんあそびえほん)なあになあに (はじめてのあかちゃんあそびえほん)
(2005/04)
あらかわ しずえ


 だるそうにしていたが、最後までがんばって読んだので
 「ずいぶん上手に読めるようになったね。前は、覚えて言っていただけだったのにね。」と褒める。

 
 帽子のマジックテープを友達がひっぱって壊したと言った次郎。でもそのすぐ後で、「どうして壊れたか知ってる?だってこの帽子小さすぎるからぎゅーっとここを引っ張ったら取れちゃったんだよ。」と言う次郎。
 「次郎はいつもお友達で悪い子がいるって言うけど、悪いことをする子よりも、自分が悪いことをしたのにお友達がやったって嘘をつく子が一番悪い子。」と教える。
 「本当は誰がやったの?」と聞くと、少しためらってから、
 「次郎」と答えた。
 「本当のことが言えて偉かったね」と褒める。



 水着事件から、つらつらと思うに・・・
 日本にいたら、私はよく遅刻をするし、物事にアバウト、いい加減な部類。ところが、フランスに住んでみると、そんな自分のことは忘れてしまっている。周りのフランス人や現象と比べるから、自分があたかも時間に正確で、きっちりと物事をする人のように自分で思い込んでしまっていた。
 だから、あなたの子は・・・と太郎のボケ具合を夫からの遺伝子と真剣に思い込んでいた。
 夫は小さい頃から、勉強はできて飛び級をしたりしたが、担任の先生はどの先生も例外なく、
 「多大な可能性を秘めた夢想家」
 と評してきたそうだ。つまり、授業中、ちょっと聞いてわかるもんで、つまらなくて、いつも明後日のほうを見ていて、まったく授業に集中していなかったということだ。知能指数の高い人にありがちかもしれない。それに比べると私など知能テストでいい結果が出たためしがないという凡才。
 夫の夢想家ぶりと、私の凡才ぶりを受け継いでくれちゃあ、救いようがないのだけど・・・

 夫が言うには、夫の弟のほうがもっとひどい。
 彼は、一度会っただけの私の父からパスカルとあだ名されるほどの博学。ところが、鍵を一日何十回もどこかに置き忘れるし、ある日など、車をなくした。
 フランスでの買い物は大抵、カールフールのような便利な超大型スーパーへ行く。そこはもちろん駐車場も広大。建物の出入り口もいくつもある。ある日、主人の弟は、買い物をして車に戻ろうとすると、車がない。鍵はなくしていないのだが、今回は車がないのだ。ということは、盗まれた!フランスでは日中スーパーの駐車場で車が盗まれることがなくはない。
 当時近くに住んでいた夫に電話して迎えに来てもらい、警察へ届ける。
 翌日、弟本人、はたとひざを打つ。
 「反対側の出口にとめたのかもしれない。」
 行って見るとその通り、車はなんの被害もなく、止めた場所にそのままあったのだっだ。



 

 寝る前の読み聞かせ
 昨日の太郎が図書室で借りてきたフランス語の本をパパに呼んでもらう。
 
びゅんびゅんごまがまわったら (絵本・ちいさななかまたち)びゅんびゅんごまがまわったら (絵本・ちいさななかまたち)
(1982/07)
宮川 ひろ




 今日一番楽しかったことは、
 次郎は、みかんを食べたことと。ご本を読んでもらったこと。
 そういってから次郎「お母さんは?」
 「びゅんびゅんごまがまわったら」を読んだことと、パパに本を読んでもらったことと・・・」
 次郎「次郎が夜お利口だったこと?
 「そう、次郎がすごーくお利口だったこと」
 パパが帰宅する7時半に歯を磨いてパジャマを着て寝る支度ができていたら、本を読んでもらえると子供たちに言った。次郎は真っ先に支度を終えて本を持ってきた。布団も自分で敷いて、枕元にきちんと明日の洋服が畳んであって、私がいたく感動したからだ。

 太郎は上手に泳げたことと、お母さんが上手に泳げたって褒めてくれたこと。




 草に すわる
                   八木重吉

    

わたしの まちがひだつた

わたしのまちがひだつた

こうして 草にすわれば それがわかる

生まれてこの方、楽しかった4年間!


2009年1月14日 水曜日
 朝の体操

 朝のお仕事
 太郎は漢字ドリル

 次郎はことばの練習ドリル
 会話の中から出た次郎の文をノートに書く。
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 私は疲れて寝る。
 二人は思う存分遊んだらしく、次郎のめがねが壊れて起こされる。


 ばあばとスカイプ

 次郎は冠をばあばに見せる。
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 太郎は踊りたくなっちゃったと言って、
楽器カード (くもんの写真図鑑カード)楽器カード (くもんの写真図鑑カード)
(2003/02)
吉成 順


 をかけて踊りだす。

 柔道に次郎は気が進まないらしく、く
 「車が動くかどうかはお楽しみ」


 幼稚園に持っていくために、次郎の写真を選ぶ。
 次郎が持つというので、持たせて一枚ずつ皆で見る。
 何歳でどこで何をしているところ、等いろいろと説明しながら生まれたときからの写真を見る。
 誕生、初めてのお座り、初めて歩いたところ、食べたところ、自転車に乗ったところ等等、成長の過程を示す写真を5枚選んで持っていかなければならない。
 こうしてみると、二人目の子は一人目に比べて本当に写真が少ない。チュニジアだったせいもあるかもしれない。
 お座り、食べるなどの写真がなかなか見つからない。かなりの量があるので、だんだん疲れてきた次郎、
 「あとはお母さんが探して」
 そして次郎「あー楽しかった」と伸びをする。
 写真で今までの人生を早送りで過ごしてきたようだ。



 柔道

 二人とも健闘していた。
 太郎は新たに習った技のうち、ひとつは大変良くできたが、
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 もうひとつは飲み込めなかったらしく、まったくできていなかった。



 柔道から戻り、今日の分が終わっていないと思ってやった様子。
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 日本からの荷物
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 今更だが、せっかくだから飾った。
 明日15日は鏡開き。
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 今日一番楽しかったことは、
 次郎は日本から荷物が届いたこと。
 柔道が良くできて、良くできたとお母さんに褒められたこと。




倍カルチャーに一票!


2009年1月15日 木曜日

 皆お疲れ気味で、少々寝坊。
 そのため朝の体操は半分で切り上げる、
 朝のお仕事
 太郎
 漢字ドリルの読み
 朝の30分で3ページは無理なのかもしれない。
 金の字はうまくかけない。
 昨日の残り。
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 書くのに時間がかかるので、音読を先に済ませる。
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 次郎
 ことばのれんしゅうドリル
 めいろ大好き
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 絵を見て会話、それを書いてみよう。
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 太郎のクラスのスケートに付き添い
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 子供たちをリンクに送り出してから、補助の先生と話しこむ。
 発端は例の、太郎が自分の名前忘れた話。
 サラというのはこの補助の先生の名前だった。図書室の先生が病気で欠勤中なので、この補助の先生が付き添って図書室へ行くらしい。
 「太郎にはジョークでいっぱい食わされたから、今度は仕返ししなくちゃ。ユリシーズの中に、名前を忘れた話が出てくるから、それを読んだら太郎はあっと思うでしょうよ。」
 それが、実は・・・まったくのジョークとも言い切れないらしい、と私が切り出す。
 先生から聞いたといわずに、太郎に自分の名前を忘れることがあるかと聞いたら、たくさんの本を集中してずっと見ていた後、何がなんだかわからなくなったそうだ、ということ。だから、始めは本当に頭が真っ白になって、そのあと皆の反応が面白いからお芝居を続けて、翌週は始めからお芝居をしたということだと思う。
 いずれにしろ、そういう空白の時間がなくはないらしい・・・と説明する。

 サラ「そのお話をしてくださってよかったです。バイリンガルの切り替えでそういうこともありうるのではないかとちょっと思いましたから。」

 バイリンガルとはまったく関係なく、遺伝的に健忘症(!?)という要素もあるのですよ。と夫の弟の例を話すと、なーるほど、とうなずくサラ。

 サラ「それにしても、学校の成績は抜群。おうちでもお勉強しているのでしょうね。」
 「いいえ、家では日本語しか勉強していません。もちろん学校の宿題と借りてきた本を読んだりはしますが。勝負は小学校に上がるまでと、日本語に力を入れてきました。」

 バイカルチャーの子供を評価してくださる方に囲まれて恵まれて嬉しいです。
 反対の話も良く聞きますから。
 太郎の場合、学校の成績も悪くないので、肯定的に評価していただけるけど、学校のフランス語の成績がちょっと悪いくらいで、日本語を話すのをやめた方がいいと先生に言われたという例も少なくないと聞きます。
 サラ「そんな、そんなの逆ですよ。このような教育をなさるのは並大抵のことじゃないと察します。だから本当にすばらしいですね。」
 「そのように褒めていただくと本当に、うれしいです。
 実際、今までが一番大変だったと思います。
 母子で日本語で話すと変な目をむけられたり、フランス語も話さなければできなくなると脅されたり、フランスの祖父母も嫉妬したり・・・」
 サラ「それはこんな小さな町に住んでいるからでしょう」
 「でも、ここには一年少し前から住んでいるだけです。」
 サラ「あらじゃあどちらに?」
 「あっちこっち、アヴィニョン、オルレアン、チュニジア・・・」
 彼女の祖父母もイタリアのファシズムから逃れてモンペリエの近くに移民してきたらしい。でも南仏の苛烈な太陽には馴染めないと二人で共感。
 そして、ここはいいですよね、雨は確かに多いけど・・・
 小さな町でも不自由があるわけでもない、小さな子供には十分良い町、などという流れから。

 サラ「一見平和そうな片田舎でも、暴力がたくさんあるんですよ。」
 家庭内暴力、近親相姦など。
 すべての階層、つまり医者の奥さんが夫から暴力を受けていたり・・・
 小さな町でも、大都市と変わらぬ問題があるということ。
 事実を知った上で、安心しきってはいけないということを常に念頭に置いて、彼女も子供を一人で歩かせないなど注意していると言う。

 「それにしても」、と話を元に戻して、「太郎ともう一人のアジア系の子がクラスでずば抜けて良くできますね。
 まるで偶然のように、ダブルカルチャーの二人。
 問題が出てくるのは、父母の言語や文化を継承させていない家庭の子供。
 自分が何者であるかをはっきりと導いて育ててもらっていない子だ」と言う。

 以上が、アシスタント先生サラの意見だった。
 このアシスタントの先生は、クラスに二人いる、ディスレクシア(識字障害)の子供たちの面倒を主に見ている人。


 話し込んでいる間、子供たちは二組に分かれて鬼ごっこをしていた様子。



 着替えの時、太郎と私が日本語で話すので、「どうして英語でしゃべるの?」と言う子がいた。最近、付き添いが多いので、いろいろな子から、「太郎と英語でしゃべってるの?」と聞かれる。「英語じゃない」、「じゃあ中国語?」、「違う」、「日本語!」と言い当てた子も。
 「私もアラビア語を話せる」と言った女の子に、「じゃあサラマリクムとか?」と言うと、「うん」と笑って、「じゃあ、オムリーハムサスミオノスは?」と言うと「知らない、いくつか単語を知っているだけだから」と答える。つまり、「私は5歳半です」と言ってもわからなかった。同じ市の前に通った幼稚園では、太郎のクラスに、本当にアラビア語が話せて書ける子がいた。誕生日の歌もアラビア語で。送り迎えのお父さんともアラビア語の会話だった。アラブ系の子供は多いが、話せて読み書きできる子は少ない。

 



 夕方帰宅し、家に入る前に、庭に植えた球根の芽を確認。


 日本の従弟からの年賀状、お守り、紙飛行機などのプレゼントが届いていた。


 太郎は学校の宿題

 太郎音読
なぞなぞのすきな女の子 (新しい日本の幼年童話 5)なぞなぞのすきな女の子 (新しい日本の幼年童話 5)
(1973/01)
松岡 享子



カルタ
98部首カルタ (漢字がたのしくなる本教具シリーズ 3)98部首カルタ (漢字がたのしくなる本教具シリーズ 3)
(1993/04/15)
宮下 久夫


日本のことわざかるた日本のことわざかるた
(2002/11)
西本 鶏介いもと ようこ




 15日、今日が鏡開きだと思ったら、裏を見たら11日は鏡開きとある。
 太郎はあんこで、次郎は磯辺。太郎もうらやましがって二つ目を磯部。



 今日一番楽しかったことは、
 太郎はスケートをしたこと。

 次郎は・・・
 「お花の検査をしたこと。」
 検査なんていう言葉知ってるの?とびっくりしてみせる。「フランス語で何て言うの?」と聞くと知らない。
 高さをはかり、抜いて根っこの長さも測り、土の中に虫やミミズがいないか調べた。その時
 「ミミズがくるくるっと丸くなってぴょーんと跳ねて、次郎のまつげまでさわちゃった。すごいジャンプ力でびっくりしちゃった。」
 新しい土と入れ替えて、水をあげた。
 しおれて死んだのは切った。
 次郎「しおれたのは、緑にしたの。」
 「どうやって?」と聞くと、
「神様にお願いしたんじゃないんだよ
 ペンキで塗ったの。花は赤で。」
 「何て言う花?」
 次郎「あ・・・あ・・・アマリス」(フランス語ではアマリスなのかと思ったら、フランス語でもやっぱりアマリリスだった)

 次郎「それからこれはちょっと汚い、どろどろになっちゃうこと。砂粘土を作った。小麦粉と塩と土を混ぜてお水を入れてよく混ぜるの。それで出来上がり。丸いもので押すと、チョコクッキーとか黒いものができるの。」

 次郎「それから、時計のお仕事をしたの。
 でもうちでやったのとおんなじだったから簡単だったよ。
 うちのよりやりやすかったよ。」
 「やりやすい」なんて言葉知ってるの?とまた感心。
 次郎「一番早く動く針なんていうの?」
 「秒針」
 次郎「秒針がちょっと長すぎたから、切ったの。それでできたの。」

 次郎「お水を飲んで、お昼寝をして元気になったの。
 それでまたお仕事。
 今度はね、青虫の絵があって、それをばらばらに切って、また元通りに貼るの。
 イヴァンっていう子が、足がこっちで頭がこっちにしちゃったんだよ。
 先生がびっくりして猫みたいな目をしたの。
 だって怒っているから。
 何回もめちゃくちゃにやったから、(イヴァンを)外に出したの。
 それで、もう悪いことはしないって言ったの。
 でも嘘ついたの。
 だって、先生が話してるときに、のどでおならみたいな音を出したの。」
 次郎、やって見せてくれるが鳴らない。
 次郎「次郎、どうするのかわからない。 ロマンもそういう音をさせるの。」


 次郎「それから、休み時間に自転車で、・・・モトってなんていうの?」
 「オートバイ」
 次郎「そうオートバイにして競争したの。次郎が一番早くて、ほんとのオートバイくらい、顔が真っ赤になっちゃったよ。」

 限りなく続きそうなので、
 「お母さんもう眠くなっちゃった。こんなにたくさん楽しいお話をしてくれてありがとう」と言うと、どうしても落ちをつけないときがすまないらしく、急いで
 次郎「それから悪い子になって、またいい子になって、また悪い子になって、今良い子になって、終わり」


「もったいないばあさん」のみかん風呂


2009年1月16日 金曜日

 太郎はもうめったに夜中に目を覚ますことは無いのだが、昨夜は怖い夢を見て起きて来た。
 台所の窓から狼が顔を出して、布団の中に潜り込んで逃げようとして、布団をめくったら、そこに狼がいたらしい。


 寝坊したので朝の体操は少し
 朝のお仕事
 次郎
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 太郎は集中せずにパパに叱られる。

 次郎だけ、お昼を食べに帰る。

 塩に書く。
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 鉛筆で。
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 指で。
 消すのは、下敷きや手、紙を丸めたものなどで試していた。
 その後は砂遊びのように、線路を作ったり、ピラミッドを作ったり・・・


 コーンスターチに水で遊ぶ。
 「固まってプラスチックみたい」


 下校してから、自転車で、移動図書館へ行く。


 日本の幼稚園で読んでもらった、「もったいないばあさん 」で次郎が習ってきた、みかんの皮のお風呂に入る。


 音読
 太郎

かげかげ
(1991/06)
五味 太郎



 次郎
パンツぱんくろうしかけえほん (2) (げんきしかけえほん (20))パンツぱんくろうしかけえほん (2) (げんきしかけえほん (20))
(2005/04)
あきやま ただし



あかちゃん1.2.3. (どうぶつえほん (1))


 ビデオ
 ダーウィンが来た・・・求愛鳥、カンガルー
 求愛鳥をを見ているときに帰ってきたパパが、「またこの疲れる奴」と言って、しぐさを真似をする。
 太郎「お父さんのほうが面白い」



 移動図書館で借りてきた本を三冊パパに読んでもらう。


 今日一番楽しかったことは、
 次郎は、ピンタ君(求愛鳥)のビデオを見たこと。
 太郎は、パパに本を三冊も読んでもらったこと。
 



 

あやとり


2009年1月17日 土曜日

 朝の体操
 子供たち二人でそっと始めていて、気持ちよく、可愛かった。

 朝のお仕事
 太郎は
 毎朝漢字ドリルでは変化がないので集中しないのかなと思い、今日は違うことをさせる。
 「蜘蛛の糸」を音読。
 原稿用紙1ページ分を、写し書き。
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 次郎はことばのれんしゅうドリル。
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 玉をみがくと言うことばを知らなかった。


 私が日本の家族とスカイプをする間、子供たちはパパにフランス語の本を5.6冊読んでもらう。


 家族全員で買い物へ行く。
 ソルド(バーゲン)なので、太郎のセーターを二枚買う。一枚3.5ユーロ!
 次郎も自分の鉛筆削りを買ってご機嫌。
 子供たちが一番喜んだのは、自転車用のような手袋。

 次郎の眼鏡を選ぶ。眼鏡屋の本社にクレームを出した返答がやっと来て、丈夫なフレームを無料で選びなおしてくださいとのこと。なるべく丈夫そうな枠を慎重に選んだ。もちろん次郎が気に入らなくてはいけないので、難しかった。
 いったん買い物から戻り、子供たちは隣のラリーと遊ぶ。
 
 もう一度、ホームセンターに出かけるが、子供たちは眠くて疲れていたので、夫に送ってもらい、私と家に残る。
 二人とも頭痛と寒気。
 次郎と私は少し寝る。
 太郎は水を飲んで頭痛が治る。

 次郎は私より先に起きて、私が寝ている間に、ふたりは、
 
日本のことわざかるた日本のことわざかるた
(2002/11)
西本 鶏介いもと ようこ


をして、

 ビデオ
 「ダーウィンが来た」猿
 「ドラえもん」
 を見ていた。

 太郎と本を見ながらあやとりをする。
 箒、ゴムなどを作ることができた。数週間前はできずに、「やーめた」と投げ出した太郎。
 説明と絵だけでやるのは結構難しいのだと思う。私はもちろん、本でなく、母や友達と実際やりながら覚えたのだから、それほど難しいと思わなかった。
 でも、今日は太郎はなんとなくコツを掴み始めた感じ。
 
 横で本や私たちを眺めていた次郎、本に載っている「三段ばしご」を指差して、
 「この反抗期を作って、だっておでん君でやってたから」
 おでん君のビデオで、思春期の女の子の心の中に入っていったおでんくんが、このはしごをつくったりするらしい。




次郎嘔吐で洗濯三昧


2009年1月18日 日曜日

 5時、次郎がおしっこで濡れて起きて来る。
 着替えて寝かせる。
 気持ち悪いと言って来る。
 おなかがすいたと泣くので、台所へ行く。
 パン一口、牛乳一口飲む。
 親のベッドで寝て、吐く。牛乳を飲ませたのを後悔。
 太郎が目を覚ます。
 6時、皆で朝食。次郎はおかゆ。
 次郎がソファでまた吐く。
 親のベッドでまた吐く。

 太郎は朝のお仕事
 先日送ってもらった本を太郎と一緒に一ページやる。
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子どものための論理トレーニング・プリント子どものための論理トレーニング・プリント
(2005/01/25)
三森ゆりか


 太郎、「か」の字を練習。


 太郎のお仕事を一緒に終え、次郎は復活した様子なので、私はまた寝る。
 次郎は治って、ぴんぴんして、太郎と存分遊んだ様子。



 昼食後、、次郎と私は少し散歩。天気はまあまあだが、何しろ強風が冷たい。
 太郎とパパは長い散歩。
 散歩から戻っても太郎は外で近所の子達と遊ぶ。呼んでもテレビは見ない、とのこと。

 私は次郎とビデオを見る。
 次郎が怖いと言うのでやめた、「ハウルの動く城」を次郎がコタツで眠ってから見る。



 夜寝かせたあと、2時間ほどして、次郎が泣きながら起きて来て、吐く。
 スメクタを飲ませて寝かせる。

次郎と過ごす月曜日


2009年1月19日月曜日

 次郎は昨夜は何事もなく良く寝たが、昨日の下痢と嘔吐が心配。鼻水も常に出ていて、本人が休むと言うので、幼稚園はお休み。

 朝のお仕事
 太郎は「「どくろをかついで」を音読
 「主人」という言葉がわからないと言うので、辞書を引かせる。
 次郎は線結びプリント。



 昼、車で太郎を学校へ迎えに行く。
 朝の態度が良くなかったので、ほとんど朝のお仕事はできていない。そのかわり、昼食の前にそれを補う。
 朝、散々説明したし、叱ったので、昼の態度は改められていた。
 朝しっかりしないと、そのほかの時間を日本語の勉強にとられてしまうということ。水曜の柔道をやめて、レンヌまで日本語の補修校に通わなくてはならないこと。今日本語が話せるから、日本語ができると思って勉強しないと、大人になっても日本語が読めず、子供のような話し方しかできないということ。日本語のニュースを見ても何もわからないということ。昨日見た柔道の世界選手権(日本のばあばが録画してくれたもの)の解説も、「何を言っているのかわからなかった。」と太郎。
 拗ねることもなく、意欲的に集中してしっかりと読めて、素晴らしかった。良く褒めて、帰宅したパパにもすぐに報告、褒めてもらった。

 昼食後、読み聞かせ。
 雑誌、チャイルドブック・ぷう・12月号、1月号、2月号
 太郎は、自分がもってきた12月号を時間切れで最後まで読めなくて、べそをかく。


 夕方帰宅。
 太郎は学校の宿題
 次に、図書室で借りてきた本を少し読むが、かなり小さい字。
 「かげ」を太郎が音読。

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もーいいかい まぁだだよ (日本傑作絵本シリーズ)もーいいかい まぁだだよ (日本傑作絵本シリーズ)
(2001/04)
平出 衛


 

 カルタ
日本と世界の名作おはなしかるた
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 「世界で一番可愛いのは、小人と一緒のお姫様。それはだあれ?」と私が聞くと、
 次郎「世界で一番可愛いのは、次郎と一緒のお母さん」
 これだから次郎は可愛い。
 
にほんごであそぼ 四字熟語かるたにほんごであそぼ 四字熟語かるた
(2008/01/25)





 ビデオ
 しまじろう



 太郎と一緒に、明日のプールと木曜のスケートの用意


 ビデオ 
 ダーウィンがやってくる・・・猿



 おかゆしか食べられない次郎はみんなより先に食べ終わったので、食卓で音読
びゅんびゅんごまがまわったら (絵本・ちいさななかまたち)びゅんびゅんごまがまわったら (絵本・ちいさななかまたち)
(1982/07)
宮川 ひろ




 食後、太郎パパの前で宿題の詩の暗誦、と読解。



 今日一番楽しかったことは、
 次郎は、腕にシールを貼ったこと。でももうとりたがっていたが、こすっても消えない。
 次郎「お母さんは?」と聞くので、
 次郎が「びゅんびゅんごまがまわったら」 をあんなにすらすら、たくさん、上手に読めたこと。にんじんの皮をむくのを手伝ってくれたこと、次郎と一緒にお昼寝をしたこと。次郎が幼稚園へ行かない日はいっぱい楽しいことがある、と答える。
 太郎は、明日がプールだっていう事。
 太郎が「お母さんは?」と聞くので、
 太郎がお昼のように集中して上手に読めたこと。この調子でがんばってね。と答える。
 

基本の気持ちを大切に!


2009年1月20日 火曜日 雨のち晴れ

 朝のお仕事
 太郎は
子どものための論理トレーニング・プリント子どものための論理トレーニング・プリント
(2005/01/25)
三森ゆりか


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 次郎はひらがななぞり書きプリント
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 二人とも家で昼食をとる予定で登校、登園。


 年末に、パリの日本人会へ、教科書の申込書を送ってもらうように郵送で申請したが音沙汰がない。電話で問い合わせる。こちらからの手紙が届いたのか調べてくれもせず、「郵便事情で、どこかで紛失されたのでしょうね」と、とても感じの悪い対応。仕方ないので、もう一度返信用封筒を同封して手紙を送る。
 12月に日本人会事務所が引越しをしたからなのか、パリは特に郵便事情が悪いのか、パリの人は皆ストレスでつっけんどんなのか・・・今まで、領事館に問い合わせた場合には、このような印象は受けたことがないが。


 時間節約のため、昼、子供たちを車で迎えに行く。

 昼食後、太郎があやとりでゴムなどを作って見せる。
 次郎もやりたくなって、適当に何かを作る。
 太郎「あっ、次郎すごいじゃない、基本の気持ちができたじゃない!」
 それを言うなら「基本の形」。あやとりの本の最初のページに載っていた。去年の暮れには太郎はそれ以上は進めなかった。
 ちりも積もればで日本語を勉強している夫が「ホンの気持ちです」という言い回しを喜んで使うので、それが混ざったのか?
 

 再び申請の手紙を投函しながら、徒歩で学校&幼稚園へ送って行き、 そのまま太郎のプールへ付き添い。


 いつもに増して、寒い。水も冷たい。
 プールサイドに座って、体に水をかけてから泳ぐように先生に勧める。
 気になるのは、いつもストレッチなどせずに水泳の授業が始まること。 


 第一コースは、
 飛び込み、マットの穴くぐり、水底に置いた穴あき岩の穴を二箇所をくぐる。
 私は岩の穴くぐりの係りだった。
 私もあまりやりたくないような、こんなことをできる子がいるのだろうか?
 太郎を含めて5人くらいの子は励ましながら達成! 

 第二のコースは、
 この前の滑り台コース。
 フリット(棒状の浮き)を持って飛び込み台から立ち飛び込み。
 胸の前に持ってバタ足。
 首の後ろから胸の前に回して背泳ぎ姿勢でばた足。
 フリットを持って滑り台から自由泳ぎ。

 水の中にいても寒い。
 私と一緒に受けた、ジャンヌのおじいさんとともに、認定証見つからず。
 帰りのバスで必ず酔う私。子供たちと話さないほうが良い。
 

 疲れ、気持ち悪いので車で迎えに行く。

 帰宅してすぐに、昨日次郎が途中まで読んで栞を挟んでおいた「びゅんびゅんごまがまわったら 」を最後まで読んであげる。

 次郎雑誌を音読。歌のところは太郎が引き継ぐ。
 最後まで読んだ模様だが、私は居眠りしてしまった。

 カルタ
 日本と世界の名作おはなしかるた

にほんごであそぼ 四字熟語かるたにほんごであそぼ 四字熟語かるた
(2008/01/25)



日本のことわざかるた日本のことわざかるた
(2002/11)
西本 鶏介いもと ようこ




 ビデオ
 次郎の、「ドラえもん」
 太郎の、「ダーウィンが来た」・・・熊、鹿

 次郎が抱きついてきて、お母さんとお別れしないと泣く。
 まだ子供の牡鹿が、母の群れから追い立てられたのがショックだったのだろう。
 「絶対にお別れしない。次郎は鹿じゃないんだから」と慰める。

 夕食、太郎も次郎も食欲なし。


 心身ともに弱っている次郎に添い寝する。
 するといつもの寝物語。

 次郎「次郎、幼稚園で一番好きなのは、マキシム、二番はマテオ・ベラスケス、三番はテオ」
 次郎「あ、やっぱり一番はマルチーヌ(先生)、マキシムが二番、」

 次郎「今日はね、空気の実験をしたの。」
 「ふーん、空気の実験。どんなの?」
 次郎「風船は何で膨らむか先生が聞いたの。
 それで次郎が空気って言ったの。
 バロンドボドリュッシュって何て言う?」
 「風船」(さっきは自分でそういってたのにね)
 「そう、マルチーヌが風船をくれたの。
 サミは皆に見えないように机の下で膨らましたの。
 こんなに大きく。びっくりしちゃった。こ~んな!それから、もっと大きくしたら、パーンて爆発しちゃったの。
 サミもびっくりした。もう、次郎びっくりしちゃった。地球の真ん中でビッグバンが起きたみたいだったよ。」

 次郎「それからバルって何て言うの?」
 「小さな玉。」
 「それをテーブルの上で吹くの。マルチーヌ、次郎、マルチーヌにって。
 強く吹いたら落ちそうだったよ。
 でも落ちる前に次郎が拾ったよ。」

 次郎「コップの中に、パイユって何ていうの?」
 「ストロー。」
 「そう、ストロ-を入れて吹くの。
 始めはそ~っと。そのときは泡が出なかったの。
 それから少し強く吹くと、泡が出て。
 すごく強く吹いたら、テーブルの向こうまで水が飛んじゃったの。」

 「すごいね、空気の実験なんて言葉知ってるなんて。フランス語では何て言うの?」
 次郎「知らない」

 次郎「コラルって何ていうの?」
 「コーラス、合唱。」
 次郎「合唱のとき、歌い始めてすぐに、○○が台の上で飛び跳ねたの。すごい音。」

 次郎「それから、廊下でボールを投げる競争をしたの。
 一番高く、遠くに投げた人が勝ち。
 次郎が一番。だって天井まで届いたから。廊下の天井はここよりもっと高いよ。
 マキシムは電気まで届いた。」

 「次郎が楽しいお話しをたくさんしてくれて眠れないから、お母さんもう向こうに行くね。」と言ったら、
 「もう寝るから、ここにいて」と、数秒後には寝息を立てていた。



音符が読めた!


2008年1月21日 水曜日

 元気良く起きて着替えて体操をする次郎。
 熱っぽく「病気だから寝るの」と言う太郎。
 太郎にアコナイトその後にインフルエンザヌムを飲ませる。
 次郎は朝のお仕事
 ひらがなクイズ線結び。トミーのページ
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 朝は二人ともおかゆ。
 太郎は起きて
 お仕事
 言葉の書き写しプリント。Leeのきょうざいかん
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子どものための論理トレーニング・プリント子どものための論理トレーニング・プリント
(2005/01/25)
三森ゆりか


 今までの二ページを復習のため音読。最後の質問に楽々答える。
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 絵描き歌
 マグネット式のヨーロッパ地図(フランス語の子供雑誌の付録)
 積み木


 ばあばとスカイプ
 太郎、時計の話など。
 次郎、チャイルドブックをばあばに読んであげる。
 

 昼食をとり、お昼寝をして起きるが、
 太郎は少し熱っぽく、元気がない。
 柔道は休む。


 昼食時に太郎の質問いろいろ。
 地震はどうして起きるか?
 以前、レンヌの科学博物館でモデルやビデオを見た。
 「地震がここ(震源地)で起こって、どうして、上の家が揺れるの?」
 火山には三種類、死火山、休火山、活火山。
 「どの火山が一番すごい?」
 ポンペイの話をする。
 世界には、三つのことがある。
 こんなものがあって、それはどうしてこうなったかわかっていること。
 こんなものがあるけど、どうしてそうなっているかわからないこと。
 まだあることを知らないもの。
 人間は、そういうことを研究していく。
 「証拠って何?」
 たとえばお巡りさんが、泥棒を捕まえても、証拠がなければだめ。指紋の説明。
 昼寝前に、ドアの前で何かをジーっとみている太郎。
 ドアを指して、「指紋なんかつかないよ、こうやっても。」


 先ほどから次郎が読んでと言っていた、
 こんなこいるかな を読む。
 最後の歌の楽譜のページで歌うと、「ピアノで弾いて。」
 「みんなで楽器で演奏しよう」と次郎
 小学校一年生の音楽の本を見ながら、いろいろな歌を、
 ハーモニカ、カスタネット、ピアノを交代で演奏。

 太郎がピアノを弾きたい気持ちが高まったこところで、
 キラキラ星を5回練習。
 いつになく真面目に練習していたので、すごく褒める。
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 ○十年前の小学校一年の音楽の教科書。


 それから、「簡単なものが弾けるようになったら、従兄のように先生に習いに行かせてあげる」、と言う。
 その時は、フランス人の先生。そして太郎がドレミと言う字を見て弾くのではなくて、音符が読めないと困る。音符は日本語でもフランス語でも、アラビア語でも、他のどんな言語でも共通と説明する。
 「読めるよ」と言う太郎。
 この前「これがド?」と聞いただけで何にも知らないくせに、大した自信。でも自信はあるほうが良い。
 チューリップの音符を読ませてみる。
 少し助けながら、読めた。
 でも、太郎はこの曲はドレミで歌えるから、ドレミを覚えているから読めたのでしょ、と言って、知らない歌はどうかな?と次のページの音符に挑戦。
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 だいたい一人で読めた。
 音符を読んでも、音と合っていない。だから何の曲かわかっていない。
 太郎、読んでから、題に気がつき、「しゃぼんだま?」
 でも「しゃぼんだま」は、ドレミで歌えない。
 昨日までひとつも音符を知らなかったのに・・・?
 やっぱり、ひとえにヤル気の問題。




 「おとうさんありがとう」と書かれた白い花を見つけて、安全ピンで服に留めていた。
 それから、「入学式の格好で、この花をつけたい」とのことで、着替えた。
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 入学式がいつのまにか、お父さんごっこ。
 次郎「今日は出張に行くの」
 TGVの切符や駐車券、家の鍵、車の鍵、腕時計、携帯電話など、持って出かける様子。
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 「どくろをかついで」の朗読を聞く。


 カルタ
にほんごであそぼ 四字熟語かるたにほんごであそぼ 四字熟語かるた
(2008/01/25)



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日本のことわざかるた日本のことわざかるた
(2002/11)
西本 鶏介いもと ようこ




 次郎は「おくのほそ道」冒頭を私に続いて繰り返す。
CDブック声に出して読みたい日本語【CD付】CDブック声に出して読みたい日本語【CD付】
(2003/09/30)
齋藤 孝




 太郎音読
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 ビデオ
 しまじろう
 「ダーウィンが来た」鹿のワタル君



 寝る前の読み聞かせ
 
14ひきのひっこし14ひきのひっこし
(1983/07)
いわむら かずお


 フランス語の本を一冊パパに読んでもらう。
 簡単なフランス語の本を3冊太郎が読む。
 「おひさま」のおばけツアー日記を読み聞かせ。


 太郎はパパに、
 音符を読んで見せ、
 キラキラ星その他を弾いてみせる。
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soupe de poissons


 今夜のメインは、スープ・ド・ポワッソン、魚のスープ。瓶詰めを暖めるだけ! 

 太郎は朝から気持ち悪かったり、おなかの調子が悪いので、「おかゆね」、と言って胃薬スメクタを飲ませる。
 「次郎は大丈夫?」と聞くと、神妙な顔をして
 「足が痛いの」
 「じゃあおかゆだけね。魚のスープは食べられないわね。」と言うと、
 次郎「ああ、治った。足が疲れてただけだった!」

 結局太郎もどうしても食べたくて食べた。


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 食べ方は、ビンに入ったスープを鍋で暖める。
 
 なるべく細いバゲットを輪切りにして、焼いておく。
 瓶詰めのスープと一緒についてくる、又は、忘れずに買う、ルイユという橙色のペーストをトーストに塗る。
 熱々のスープを皿によそい、おろしチーズをお好みの分量振り入れる。
 その中へ、ルイユを塗ったトーストを入れて、召し上がれ。

 いろいろな魚を丸ごとミキサーにかけたものなのでかなり魚臭い。
 好みが分かれるかも。
 うちでは皆大好き。

ネクタイ締めてお仕事~♪


2009年1月22日 木曜日

 朝の体操は子供たちだけで。
 昨夜から具合が悪くなった夫、それに巻き込まれて眠れなかった私に引き換え、子供たちは元気いっぱい飛び起きて、昨日の入学式の服装に着替えていた。

 朝のお仕事
 太郎は浦島太郎の助詞穴埋め。
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 次郎は百均漢字ドリルのなぞり書きと書きを見開き3ページ。
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 ネクタイ、ちょっと曲がってますけど~
 集中!



 朝、幼稚園&学校へ車で送っていき、とんぼ返りで昼食の用意をして、徒歩で学校へ。
 太郎のクラスのスケートの付き添い。
 リンクの半分は融けてしまっていて、残りの半分で、
 1.赤、青、黄色の三組に分かれて、プラスチックの小さな穴あき円錐を反対側へ運ぶ。
 1チーム8人、20個ほど運ぶ。
 
 2.コースを回る。
 印の間を滑る、止まる、くぐる、スラローム、しゃがんで両手で両脇の小さなコーンに触る、コースを滑る、止まる。

 3.数分間自由に滑る。

 みな、4回のレッスンでそれぞれにずいぶん上達した。今日が最後。

 お昼に学校へ戻り、太郎と次郎を連れて家へ戻る。
 食後に、昨夜の続きを読んであげる。
 雑誌「ひまわり」の、おばけツアー日記、その他いろいろ。
 「もう、学校に戻る時間よ」と言うと、「えーっ」と二人とも残念そう。
 次郎は、「お母さんと一緒におうちにいたい。」と言うので、
 「じゃあ、眼鏡ができているから、取りに行こう」、と誘う。バーゲンついでにコートも買ってあげたい。

 家でいらなくなったパソコンを教室で使いたいと次郎の連絡帳に書いてあったので、古いのを持って行く。教職員専用の裏口に車を止めてパソコンを先生に渡す。次郎はコートを着て、車から出ようとしているので、「幼稚園に行くの?」と聞くと、「行く」
 子供って本当にその時の気分だけで生きている。

 
 おかげで一人でゆっくり買い物。
 待望のブーツも半額で。



 カルタ
 太郎は
 
にほんごであそぼ 四字熟語かるたにほんごであそぼ 四字熟語かるた
(2008/01/25)




 次郎は
日本のことわざかるた日本のことわざかるた
(2002/11)
西本 鶏介いもと ようこ



 自分が読むつもりで持ってきたが、読み始めて、「字が小さいからお母さんが読んで」と言うので読んであげる。つまり、疲れているのだ。
もーいいかい まぁだだよ (日本傑作絵本シリーズ)もーいいかい まぁだだよ (日本傑作絵本シリーズ)
(2001/04)
平出 衛



 音読
 次郎は
パンツぱんくろうしかけえほん (2) (げんきしかけえほん (20))パンツぱんくろうしかけえほん (2) (げんきしかけえほん (20))
(2005/04)
あきやま ただし



 太郎は
はらぺこあおむしはらぺこあおむし
(1989/02)
エリック=カールもり ひさし


 この前次郎たちがクラスで絵を切って貼り直したのはこの本のフランス語版だった。
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 ビデオ
 しまじろう
 ダーウィンが来た・・・カバ


 寝る前の読み聞かせ
 「月刊かがくのとも どろであそぼう」
 「月刊かがくのとも パーティしよう!」
 「こんなこいるかな みんなでおやくそく」
 「チャイルドブック ぷう」
 

僕、急いでるんです!


2009年1月23日 金曜日
 朝の体操、パパも一緒に。
 朝のお仕事
 太郎は浦島太郎の助詞穴埋め完成。とはいえ、何度読んでもわからないところは、そのままにした。
 その後、
子どものための論理トレーニング・プリント子どものための論理トレーニング・プリント
(2005/01/25)
三森ゆりか


 より、短文をつくろう。
 説明の文を読みながら、太郎は「○○ってどういう意味?」「わからない」とすぐ言う。
 その太郎にさせたこと。
 ・鉛筆を持って、わからない言葉を丸で囲みながら読む。
 ・わからなければ、もう一度読む。
 ・前の部分をもう一度読む。
 これで、三つわからなかった言葉のうちの一つはわかった。
 「短文」と言う言葉は、前に、「短い文を作ろう」、と出てきたのを見つけたから。
 あとの言葉はわからなくても、、問題の意味と答えはわかった。
 ・最後まで、わからない言葉は、問題をやった後で辞書で引く。


 次郎は百均漢字ドリル、なぞり書きと書き見開き3ページ。
 漢字カルタは得意なくせに、今までは漢字なんて読めない書けないと拒否していた。
 昨日から突然このドリルを本人が出してきて好きなだけやっている。
 こどもって面白い。
 機が熟せば一人でやる、モンテで言う敏感期ってこと?


 昼、強風だが晴れているので徒歩で迎えに行く。家に入る寸前に降り出して帰宅時にはどしゃぶり。念願の凧揚げ?と思ったが、嵐でそれどころではない。

 食後、太郎が一人でピアノに向かう。
 楽譜をぱらぱらめくって好きな曲を弾いてみる。すっかり楽譜を読むことに自信がついた様子。
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 スラーやタイを指して太郎「これ何?」
 スラーはつなげて弾くと説明。でも無視しして良いよ、と付け加える。
 タイは、全音符が4で四分ちゃんが一だがら、4+1は?と聞くと、
 「5」と答えるが、「めんどくさい」とページをめくる太郎。そりゃそうだろうな。

 ♪ピアピアピアノ~♪と歌いながら、めちゃくちゃな音をたたいてリズムを取るので、ドミソの和音でやってみる。三つの音を一度に出すのは難しい。左手は尚更。

 和音の当てっこ。ドミソとシレソ。

 その間、次郎は朝の漢字ドリルの続きを少しやっていた。
 ご飯を食べながら、「ブログを見ている人が、漢字が上手にかけてすごいねーって言ってたよ」とおだてたから。「ごちそうさまっ」とさっさと食器を片付けて、「漢字ドリルをやる。」
 私が「えー、昼休みは休んでよ」と言うと余計ムキになって、「だめ、漢字をやる。」
 そのあと、パパが景品でもらったボールペンを見て欲しがる子供たち。
 太郎がピアノに向かい、次郎は「絵の具を出して」と頼んでくる。
 「えーお昼はそんな時間ないわよー」と言ったものの、「どうしても出してくださいお願いします」と丁寧に粘り強く頼んでくるので、出してあげる。一人で絵の具のお仕事ができるように用具をそろえて渡そうと思う。
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 昨日、教科書申し込み用紙が届く。
 折り返しウエイティングリストを郵送で提出。



 darumaさんのコメントのお陰でrouilleルイユのレシピを調べて思い立った。ジャムばかりでは飽きるので、朝食用にレバーペーストを作ってみる。普通は鶏だけど、子牛のレバーが明日までの賞味期限。おなかの具合がいまいちの人が多いので、ソテーではたぶん食べないからこれを利用した訳。
 初めての試みなので、玉葱とニンニクのみじん切り炒め、白ワイン、ローリエ、塩コショウでシンプルに作ってみた。

 子供のおやつに大好評だった。
 夕飯の前に出したらパパもパクパク食べながら、「パテ・ド・フォア(フランス語で要するにレバーペースト)を家で作る人なんて聞いたことない。」あらそうなの?



 音読
 次郎は、
パンツぱんくろうしかけえほん (2) (げんきしかけえほん (20))パンツぱんくろうしかけえほん (2) (げんきしかけえほん (20))
(2005/04)
あきやま ただし


 太郎は、
14ひきのひっこし14ひきのひっこし
(1983/07)
いわむら かずお





カルタ
にほんごであそぼ 四字熟語かるたにほんごであそぼ 四字熟語かるた
(2008/01/25)




日本のことわざかるた日本のことわざかるた
(2002/11)
西本 鶏介いもと ようこ




 太郎は朝の問題の答えをノートに書く。
 「順序」という言葉を辞書で引く。

 学校の宿題。

 次郎に絵の具セットを説明して渡し、片付けさせる。
 今日の作品を部屋に貼らせる。
 貼るためのゴムをおもちゃ箱の中に落としてしまったらしい。
 それをきっかけに、おもちゃの整理をする。


 ビデオ
 ダーウィンが来た・・・ワニガメ



 夕方次郎を迎えに行くと、先生が、 
 「最近次郎はクラスでいつも不機嫌。すぐ怒る。家でもそうですか?」とおっしゃるので、
 「家で良くお勉強するので褒めます。それで、完ぺき主義になってきているのかもしれません。自分にも人にも。」
 すると先生が、「特に人にですね。次郎は皆がちゃんと席に着かずにいつまでも読み聞かせが始まらない時など、癇癪を起こします。難しい4歳とはいえ、ちょっとねえ。幼稚園で少し退屈しているのではないかと心配です。」
 先生の話は、いつも次郎が言うことと合致している。次郎曰く「次郎と(親友の)マキシムだけが良い子で他の子は皆悪い子。」と、よく繰り返し言う。自分が「幼稚園では勉強するぞー!」とやる気満々お大真面目なので、他の子のだらしなさが許せないらしい。
 今日も次郎が審判ですごろくをやったが、誰も言うことを聞かない。怒りすぎて疲れた、とこぼしていた。

 私が子供に完璧を求めすぎている影響か、私の余裕のなさが次郎に反映しているのか。

 クラスで退屈なら、週一日くらい休みをもらって、家で日本語で遊んだほうが良いかもしれない。
 太郎が幼稚園の年中・年長のときは、週三日しか幼稚園へ行かせていなかった。
 この話を夫にすると、「日本語が読めるから、フランス語も読めるようになりたくて、他の子がお勉強の時間をつぶすから怒るんじゃないの?」
 集団生活、社会性を身につけるのは大切。でも、まだ4歳。ゆっくりやっていけばよいと思う。
 今までは猫を被っていたのが、次郎は担任の先生のことも大好きなようだし、先生やクラスに慣れてきて、次郎の地が出てきたのだろうと思う。
 太郎の「みんなおともだち」という性格に引き換え、次郎は「僕がーっ!」という性格だし、確かにてきぱきして太郎より要領も良く素早い。

 次郎がパパに「年をとっても大統領になれるの?」と聞いていた。
 それを思い出してか、夫が「ニコラ・サルコジより早く大統領になろうと思って、急いでるんじゃない?だから、クラスでだらだらしている子達がいると、勉強の計画が遅れるって焦るんじゃない?」と茶化す。

 太郎が「太郎と次郎が働くようになったら、お父さんは休んで、僕たちがまだこの家にいたら、今よりもっとお金持ちになるよ。だってお父さん一人のかわりに二人が働くから。」
 
 次郎「人って何月何日何曜日に死ぬか、誰もわからないんだよ」




 今日一番楽しかったことは、
 次郎は、お母さんが(次郎の描いた)絵を喜んでくれたこと。
 お母さんは、レバーペーストを子供が喜んで食べてくれたこと。
 太郎は、ああそう、同じ。あと、太郎が集中して良くできたことでしょ。

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 「のんのんのはら」へ行く電車。「かっぱわくわく」に出てくる野原の名前。

楽しいことと苦しいこと


2009年1月24日土曜日
 朝の体操
 朝のお仕事
 太郎は、「ダーウィンが来た」のサーバルの撮影裏話の音読。わからない単語を丸で囲みながら二回。「これだけの文章を、振り仮名付きとはいえ読めるなんて、たいしたものよ」と褒める。
 太郎「たいしたものってどういうこと?」
 褒められているのだが、辞書を引く羽目に・・・
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 次郎はLeeのきょうざいかんのプリント。
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 子供部屋のおもちゃ整理。


 太郎と「ヱビス様の全国めでたい巡り」すごろくを3回する。


 昼食
 次郎と頭痛がする私は昼寝。

 外遊び。
 太郎は隣のラリーとローラースケート。

 買い物
 次郎の眼鏡調節。
 虱よけラベンダーのエッセンシャルオイル。警報がしょっちゅう出ても今までもらってきていないのは偶然?それともいわゆる虱のつかない頭?ともかく、これで予防対策万全で安心。
 頭痛用アロマオイル。インフルエンザヌム。
 次郎のコートを探して、スポーツ用品店を三軒はしご。
 三軒目でどうにか気に入ったものが見つかる。
 
 太郎は昼寝もしていないし、買い物中に全てのお店でトイレへ走る。お尻の穴が痛いと泣くほど。疲労困憊でおかゆと鶏肉少しを食べて8時過ぎにコトリと寝る。



 「パパが、楽器を練習するのは大切だって言ってたけどどうして?」と太郎が聞いてきた。
 「だってパパは子供のとき練習しなかったから、今ピアノが弾けたらいいのになあとうらやましく思うから。自分のいろいろな感情、楽しいとか嬉しいとか悲しいとか悔しいとか嫌だとか・・・そういう気持ちを、きれいな形で表すことはいいことだから。音楽とか、絵とか、詩とか・・・
 太郎は踊ったり歌ったりすると楽しいでしょう。楽器が弾けたら楽しいでしょう。
 人間は楽しいことをするために生きてるんだから。
 例えば、太郎は『もう赤ちゃんのビデオなんて見たくないよ(しまじろうなど)、いろんなことを知りたいからそういうビデオを見たい』って言うでしょう。
 じいじも太郎と同じ何でも知りたいのよ。じいじが子供の時は、テレビもないし、子供の本なんてなかったから、家(お寺)にあった漢字だけの本をとにかく何でも読んだのよ。どうしても何か知りたかったから。他になにもなかったから。振り仮名なんて振ってないのよ。どうしても知りたかったから。知ると楽しいから。太郎もそうなんでしょ。
 太郎「うん」
 「マチュー(太郎の親友)が太郎が見ているビデオ、ダーウィンとか見て楽しいと思う?日本語がわからないと面白くないわよね。
 でも太郎、日本語の勉強をしてて、いつもいつもは楽しくないでしょ。苦しくてわからなくて止めたい時もあるでしょ。でも、「ちりもつもればやまとなる」で、少しずつでも続けてるから、ダーウィンとか見てもわかるのよ。ピアノも同じ。柔道も勝ったら楽しいけど、楽しくない練習もしないと強くはなれない。高い山のてっぺんに行ったら気持ちいいけど、そこまで行くには苦しくなっても、せっせと上り続けなくちゃ、途中で止めたらたどり着かない。
 つまり、楽しいことをするために生きてるのだから、楽しくなるためには苦しいこともしなくちゃならないってこと。でないと、本当に楽しい人生は送れないってこと」

 太郎と次郎「ふ~ん」



やっぱり好きなことには集中


2009年1月25日 日曜日 雨
 朝の体操、パパも一緒に。
 朝のお仕事

 太郎は、昨日と同じ「ダーウィンが来た・サーバル」撮影ウラ話の読み。
 その後、
 
子どものための論理トレーニング・プリント子どものための論理トレーニング・プリント
(2005/01/25)
三森ゆりか


 の短文を作る練習問題。
P1140262.jpg


 次郎は漢字ドリル。
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 次郎は大きなブロックで遊び、飽きてからは、一人で本を読んでいた。

 太郎はレゴで遊ぶ。
 一人でマニュアルを見て作った。
 今日のところはここまで。
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 次郎はお昼寝。


 カルタ
日本と世界の名作おはなしかるた
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98部首カルタ (漢字がたのしくなる本教具シリーズ 3)98部首カルタ (漢字がたのしくなる本教具シリーズ 3)
(1993/04/15)
宮下 久夫


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 音読
 次郎は、
わにがわになるわにがわになる
(1977/01)
多田 ヒロシ


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 太郎は、月刊かがくのとも「どろであそぼう」
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 ビデオ
 太郎がレゴを続ける間、次郎はドラえもん。
 太郎が来て、「ダーウィンが来た」ワニガメ。ミーアキャット。



 今日一番楽しかったことは、

 次郎は、ワニガメのビデオを見たこと。
 次郎に「本当に大統領になるの?」と聞いたら、
 「ううん、ウルトラマン」
 「あっじゃあ、たくさん寝て大きくならなくちゃね、寝る子は育つだから」

 太郎は、朝のお勉強もカルタも集中してできたこと。
 お母さんは、太郎が朝はさっさと洗濯物を畳んでしまうお手伝いをしてくれたし、お勉強もカルタもレゴも全部集中してできて一日中嬉しかった。



楽しい昼休み


2009年1月26日 月曜日

 朝の体操は私はパス。昨夜は頭痛で、エッセンシャルオイルをこめかみに塗って、コタツで録画のニュースを見ながらいつの間にか寝てしまった。

 朝のお仕事
 次郎は漢字ドリル。
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 太郎は、
子どものための論理トレーニング・プリント子どものための論理トレーニング・プリント
(2005/01/25)
三森ゆりか


 より、接続詞を使って文と文をつなぐ。
 口で文を作って言わせた。
 「それで、つながった?」と聞いて、「ううん」と太郎が答えるので、もう一回作り直してみる。
 そんな調子でうまくいくまで、5回ほど口頭で挑戦。
 口頭でできたところで、ノートに書き始め、一つ目の文で時間切れ。
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 パンに砂糖とココアを乗せたものを、昼食のデザートに食べる。
 太郎も次郎も「大好き、おいし~い!もっとちょうだ~い」を連発するので、思わず私が、「ニッキニャッキ」の歌を歌う。
 太郎が歌詞を詳しく知りたがるので、youtubeを見る。ついでに「黒猫のタンゴ」を聞く。
 次に、ミカさんのあそびうたCDをかける。
 一本橋こちょこちょなど、まだ本の方が着かないので、適当にやる。
 風船で遊んでいるとまたまた、天井に張り付いて落ちてこない。
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 太郎と次郎が発明した遊びを一緒にする。
 四隅に安全な家があり、そこから1.2.の3で走り、家に着く前に撃たれた人が死ぬ。と言っても、新はずの人は今度は銃を持って他の人を狙う。


 天気が良いので、歩きで登校登園
 太郎が鳥の足を見つけ、次郎は花火を見つける。
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 私はその後直接買い物へ行きたいので自転車を押していく。
 いつものように買いすぎて、自転車もふらふら。出不精なので、出かけるとあれもこれも買いたくなってしまう。今日はサツマイモもあったし、黒い大根もあった。


 下校、帰宅、シャワー


 音読
 太郎は、チャイルドブック「ぷう」
 次郎はしたくないと言うので、月刊かがくのとも「どろであそぼう」を読み聞かせした。 


 カルタ
 太郎が始め、次郎も後から加わる。
98部首カルタ (漢字がたのしくなる本教具シリーズ 3)98部首カルタ (漢字がたのしくなる本教具シリーズ 3)
(1993/04/15)
宮下 久夫


 
 次郎は、
日本のことわざかるた日本のことわざかるた
(2002/11)
西本 鶏介いもと ようこ


 を、一人で読んで取っていた。



 ビデオ
 次郎の、しまじろう
 ダーウィンが来た」白熊


 暗誦導入
 「奥の細道」


 寝る前の読み聞かせ
 ジャイアント・ジャム・サンド (えほんライブラリー)
 月刊かがくのとも「パーティをしよう」



 今日一番楽しかったことは、
 太郎は、何でも集中してできるようになったとお母さんが褒めてくれたこと。
 次郎は、「ジムナスティックって何て言うの?」「体育。」「体育をしたこと。」休み時間にマキシムが教えてくれてやった。今日の昼の遊びもマキシムが教えてくれたそうだ。

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 のんのんのはらのバス

惚れてる兄貴と不平の弟


2009年1月27日 火曜日 朝は霧

 皆で寝坊して朝の体操はなし。
 朝のお仕事を少し。
 太郎は、子どものための論理トレーニング・プリント
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 次郎はLeeのきょうざいかんのプリント。
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 今日は次郎が「はらぺこあおむし」日本語版をクラスで読む日。次郎が先生の席に座って本を読み、先生は次郎の席に座って聞くそうだ。次郎は昨日先生から言われて、楽しみにしている。パパからも、「今日は次郎が先生になる日だね」と言われて、「うん」と誇らしげで嬉しそうにうなずく。
 ちなみに、フランス語では「はらぺこあおむし」って何て言うの?と次郎に聞いたら、
la chenille qui fait les trous 「穴を開けるあおむし」、だそうだ。
LA Chenille Qui Fait Des TrousLA Chenille Qui Fait Des Trous
(1998/12)
Eric Carle



 太郎は今日は一人ずつ前に出て、今までに習った詩をすべて暗誦する日。昨日の宿題は、かっこよく暗誦できるように、鏡を見ながら練習することだった。それを聞いた夫、「じゃあ、最後に日本語の暗誦もすれば。みんな聞いたことないからびっくりするよ。」太郎は「春望」を暗誦したいと言う。
 太郎「でもおじいさんになっちゃうよ」
 にほんごであそぼの映像を見てそう思うのだろう。
 パパ「暗誦の後でそれが何の話が説明しなくちゃね。何の話?」
 太郎「戦争の話」




 午後、太郎のプールに付き添い。
 プールサイドに立った先生が、持った竿をプールの底に差す。子供がそれに伝って水底に、足、膝、お尻などをついて、水面に戻ってくる。始めに浅いほうで、次に深いところでやった。監視員が先生にそうすれば、子供は深いとは知らずにさっきと同じことだと騙されて、更に深く潜ることができると説明していた。
 でも、深いところに移ると、
 太郎「ここは深いんでしょ」と私に日本語で言うので笑ってしまった。
 奇しくも今朝ちょうど、プールの深さについて話し合っていたので、太郎はその手には全く乗らなかったのだ。
 でも、しっかりと底まで沈んでお尻をぺたんとつけてあがってきた。上出来!

 子供たちの前で実演しながら説明する先生「フリット(棒状の浮き)を真ん中に持って、こういう風に右が出っ張ってたり、左が出っ張ってたりしないで、こういう風に真ん中に持って・・・」
 太郎「先生!左が出っ張ってる」
 先生「太郎はミリ単位で細かい」と私の方を見て苦笑。

 水面に浮くマットの上ででんぐり返しして、水に入る。

 フリットを持って飛び込み、バタ足。



 夕方のお迎えの時、次郎の先生に、週一日、日本語のために家で過ごす日をもらいたいと告げる。
 先生は、友達と遊んだりすることが大切なので、これ以上お勉強させるのは反対ですという意見。穏やかだがはっきりと反対意見を述べられて、最後に、「以上が私の意見ですが、最終的に決めるのは親御さん方です。」とおっしゃった。
 先生「もうあんなに、十分日本語が読めるじゃないですか。(はらぺこあおむしを読んで見せたから)これ以上なんて、英才教育を目指しているんですか?」
 「フランスの学校で飛び級をするのが目標ではありません。私たちの目標は、ただ、日常会話ができるバイリンガルではなく、二つの文化的な素養を持ち、二つの言葉でニュースを聞いて理解でき、書けて、本が読めるというのが目標です。」
 先生「いずれにしろ、次郎はとても優秀な生徒です。日本語だってフランス語だってすぐ習得しますよ。今の年齢はそれより友達と遊ぶのが大事。最近、いつも文句を言っている次郎。毎週一日欠席すると、その分友達と一緒に作業したり遊んだりする時間が欠落するということ。ますます、集団に馴染みにくくなると思います。」
 おまけに、冬休み明けには、次郎の親友マキシムは転校してしまうそうだ。「だから次郎が動揺するのは予想がつくので、お耳に入れておきます。」と先生。
 



 帰宅後、先生の「勉強させすぎ」と言う言葉にかなり痛手を負っていて、カルタや音読をしなさいと言えないで、読み聞かせだけする。
 本を見ながら色々会話が盛り上がり、あっという間に夕食の時間。
ジャイアント・ジャム・サンド (えほんライブラリー)


 次郎は今日は、クラスで「はらぺこあおむし」日本語版をみんなの前で半分読んだ。残りはまた今度。
 次郎「次郎まだ先生なんだよ」

 太郎の暗誦は、まだ準備ができていない子がいて、木曜日に延期になった。「先生に聞いたら、最後に日本語の暗誦をして良いって言ったよ」と嬉しそう。
 それではどれにするかで、迷う。太郎は「春望」、パパは「もっと子供にわかりやすいの無いの?」
 自分も話しに漏れたくない次郎、ノートを持ってきて、暗誦をたくさんしてくれる。
 無理にやりなさいと言わなくても、お兄ちゃんと張り合って何でもやりたいのが次郎の実情。
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 太郎は、誕生会に5人呼びたい。(去年から延期のまま)
 マチューとそのお姉さんとお兄さんと、ノアムと先生の子供のマチス。
 太郎「太郎ね・・・、amoureux アムルーって何て言うの?」
 「好き。」
 太郎「そうじゃなくて、アムルー」
 「日本語では好きって言うんだけどね。じゃあ恋してる?、惚れてる?」
 太郎「太郎はオドレに惚れてて、オドレも太郎に惚れてるの」
 「よかったね、でも子供だからまだ結婚できないけどね。」
 太郎「でも子供の惚れてるだから、大人の惚れてるになるかどうかわからないよね
 「じゃあ太郎幸せなのね、良かったね」


 今日一番楽しかったこと。
 次郎は、暗誦をたくさんしたこと。
 お母さんは、次郎がクラスではらぺこあおむしを読んだことと、暗誦をいっぱいしてくれたこと。



 のんのんのはらに到着した自動車
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 次郎がフランス語で名前を裏返しや右から書くので、パパがすごく心配して注意する。
 「太郎もそうだったが、もうほとんどそういうことはないので、心配ないからあまり次郎に注意して萎縮させないように」と夫をなだめる。

宇宙は広し


2009年1月28日 水曜日

 朝の体操
 
 朝のお仕事
 太郎は昨日の続き。
子どものための論理トレーニング・プリント子どものための論理トレーニング・プリント
(2005/01/25)
三森ゆりか


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 次郎はトミーのページのプリント。
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 太郎は昨日やらなかった学校の宿題

 読み聞かせ
 
ぎゅうぎゅうかぞく (ひまわりえほんシリーズ)ぎゅうぎゅうかぞく (ひまわりえほんシリーズ)
(2002/09)
ねじめ 正一つちだ のぶこ


 月刊かがくのとも「パーティをしよう」
ジャイアント・ジャム・サンド (えほんライブラリー)

 次郎はもう一度読んでと言うが、たろうが移動図書館で借りたフランス語のゲーム本を読み出す。
Le château aux 100 oubliettes
 読みながら、ページの中に隠れているものを探し出したり、道を選択したりして、囚われの城から脱出するという冒険。この前、寝る前にはじめたらなかなか終わらない。選択を誤ると、「何ページに戻る」などとなり、お城から出るのは難しい。
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 レゴ
 「一緒に遊びたいから、太郎がレゴをしないで」と泣く次郎。
 太郎は10分レゴをして、その後10分は次郎と遊ぶと提案するが、いまいち。 
 そこで、次郎を太郎の補助につける。次郎が、部品を見つけて、太郎に渡す。探すだけなら、太郎が見つけるより早いくらいなので、いいコンビになり、その後は二人で楽しく遊べた。
 「レゴはもう止めて、ほかの事をして遊びなさい」と言っても、次郎のほうが太郎とレゴをしたい、と。


 ばあばと少しだけスカイプをして、レゴの家の出来具合を見せる。


 ビデオ到着
 ウルトラマンワールド
 シュレック2日本語版
 いつも日本語のお勉強をがんばってしているから、ばあばからのご褒美だということにした。


 音読
 次郎
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ぎゅうぎゅうかぞく (ひまわりえほんシリーズ)ぎゅうぎゅうかぞく (ひまわりえほんシリーズ)
(2002/09)
ねじめ 正一つちだ のぶこ

を途中まで。


 太郎
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ジャイアント・ジャム・サンド (えほんライブラリー)



 カルタ
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101漢字カルタ (漢字がたのしくなる本教具シリーズ 1)101漢字カルタ (漢字がたのしくなる本教具シリーズ 1)
(1992/05/10)
宮下 久夫



 今日のビデオはもちろん、
 ウルトラマン。

 生まれて初めて、動くウルトラマン、戦うウルトラマンを見て、立ち尽くす人々。
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 太郎「宇宙に行くのは大変なんだよね。たくさん働かなくちゃいけないからね。」
 次郎、目を輝かせて、「もし、次郎が宇宙に行ったらウルトラマンと怪獣が戦うところを写真撮る!」
 「ウルトラマンて本当はいないのよ。」
 次郎「・・・・・・・・・・・・。あ、大昔いたんでしょ!
 「大昔もいないの。」
 太郎も目を丸くしてびっくり。
 「太郎もいると思ってたの?」
 太郎「うん」
 「どうして?スパイダーマンとかもいると思うの?」
 太郎、苦笑して「いないよお~」
 「じゃあスーパーマンは?バットマンは?」
 太郎「いないよお」
 「じゃあ、どうしてウルトラマンはいると思うの?」
 太郎「だって、カードを見て知ってるから」
 「ふ~ん」
 太郎「でもさ、宇宙ってすごく大きいんだよ。何百万年かかっても行けないほど。」
 「そうか、そう言われてみれば太郎の言うとおり。宇宙の果てまで行ったことないんだから、お母さんが知らない所にいるのかもしれないね。なるほど。」



 次郎に読み聞かせ
14ひきのかぼちゃ14ひきのかぼちゃ
(1997/05)
いわむら かずお


 

 太郎はフランス語の月刊読み物(朗読のCD付き)を少し読む。 
cp=小学一年生向き
 他のフランス語の本をパパに読んでもらう。


 今日一番楽しかったことは、
 次郎は、ウルトラマンのビデオを見たことと、
 お父さんとお母さんとお兄さんが本を読んでくれたこと。
 太郎は、本を読んで皆にすごいって言われたこと、と柔道で上手だったこと。
 次郎「今日一番楽しかったのは、ウルトラマンのビデオを見たことってブログに書いてね、ばあばが喜ぶように。」





プロフィール

garapy

Author:garapy
日仏ダブルの男の子を育てています。
5歳と6歳半からの記録です。それ以前の記録は、リンクの♪フランスで日本語教育ママ日記を見てくださいね。

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