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なぜ、子供の日本語教育にこだわるのか その1


2010年1月7日 木曜日 晴れ

 最近、どうして自分が子供の日本語教育にこれほど執着しているのか、その理由を改めて振り返ってみる機会があった。
 様々な違った要因が重なっていると思う。
 
 まず、私と同様の立場の他の国民、つまり伴侶が同国人でなく伴侶の国で暮らしている例えばフランス人、イギリス人、ドイツ人などが、ミックスである自分の子供がフランス語、英語、ドイツ語などを話さないという可能性を考えることがあるだろうか?子供に負担がかかるからと継承語教育を諦めるだろうか?

 チュニジアで友達になったインドネシア人のお母さん、コンゴ人のお母さん、中国人のお母さん、フランス語が流暢か否かにかかわらず、皆、子供との会話はなんの疑問もなくフランス語だった。夫がフランス人だからだ。友達になり、我が家の母子・兄弟の自然な日本語会話と他の人たちとはフランス語で話す様子を見るにつけ、思い直すところがあったようだ。皆、程度はさまざまだが子供に自分の母語で話すようになった。

 今の学校で出会ったスペイン系二世のお母さんも、「私も少しは息子達にスペイン語を教えるけど、あなたほどではない。もっとやらなくちゃと思う」と肯定的に受け取り励ましてくれた。小さな村の転入生でもある息子達は学校の休み時間など日本語で話しているからだろう、皆の奇異と羨望の眼差しを受けて少々面映ゆい思いもしているようだ。しかし太郎は恥ずかしい年齢は通り越して、兄弟の秘密の言葉があることを子供らしい楽しみにしているようだ。

 つまり、私は、日本語、日本の文化、日本人であることは他のどの国のそれにも劣らない価値のあるものと判断しているのだ。それは勿論私が日本人だから。どの国の人間であろうとも、政治的プロパガンダなどに惑わされずに自分の国を愛することができないのは、悲しいことだと思う。
 自分の血を分けてこの世に生み出した子供に、自分の文化も分け与える。それは権利であると同時に義務だと私は思うからだ。



 次回へ続きます。

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なぜ、子供の日本語教育にこだわるのか その2


 日本人の両親から生まれ、日本に育った私は、格別、「自分が日本人かどうか」「日本とはどういう国か」、など自問自答したことはなかった。
 ところがフランスへ来て見ると、四六時中、フランスはこうだ、フランス人はこうだ、日本はどうなんだと聞かれて参った。それだけぼーっと何も考えずに人生を過ごしてきたツケが回ってきたのだ。日本のことも知らなければ、それをうまくごまかすフランス語も容易に操れない。随分と情けない思いをした。

 ある日、道端でアジア系の女性から「日本人ですか?」とフランス語で聞かれた。子供達と散歩中だったので私たちの会話を聞きつけたのだ。話して見ると彼女も日本人。日本からイギリスへ渡り、フランス人の御主人と知り合ってフランスに移住してきたそうだ。そんな会話をいつまでも彼女はフランス語で続け、「もう随分日本語を話さないから日本語がはなせなくなっちゃった」とフランス語で言う。その言葉に私はぞっと背筋が寒くなった。本やテレビでも感情移入の激しい私は、わが身のことのように感じてしまったのだ。自分の言葉を失うことがある・・・と。

 言葉を失う話はその前にもあった。たしか五木寛之の本にもでてきたし、昔知り合った友達も日本語で言葉に詰まるほどフランス語に浸っていた。自分も留学の一年目は語学上達のため日本人を避けて自分が何者かわからなくなるときがあった。

 人それぞれ言語に対する考え方は違うと思うが、私にとっては言語は人格の一部。フランス語で話す時と日本語で話す時は声の抑揚も人格も変わる。フランス語ではズバッと言えることがあり、日本語では恥ずかしくて言えないことがある。つまり、私が日本語を失えば、私は私を失い、新たなフランス語の私に生まれ変わってしまうということだ。

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なぜ、子供の日本語教育にこだわるのか その3


 経済大国に発展した日本は未だに世界にとって謎の国だ。イエスもノーも言わなければ神風のようなこともやってのけるまさに不気味な国。この孤立から日本を救うのは、日本の小学校での英語教育だろうか?母語での論理的な自己表現や理解もできず、自国の文化も知らずに、英語を使って何を話そうと言うのか?

 今年は太郎が日本の小学校の体験入学に受け入れてもらえない可能性がある。日本国籍があるのにである。
 去年は怪我の功名、手続きミスで体験入学をさせていただいた。太郎はかけがえのない経験を享受させていただき、2クラスしかない1年生の子供達の意識も随分と刺激したらしい。
 海外での教科書支給も永住組のミックス児は無料配布の対象ではないらしい。
 海外に出て外国人と結婚した私達は日本を捨てたと見なされているのだろうか。その子供はどこに住もうとも日本人、として認めてもらえないのだろうか。

 ミックスの子供達が将来どこに本拠を置くかは誰にもまだわからない。どう育てるかに大きくよるだろう。日本語ができずに日本に住もうと思う人もいないだろう。だが、どこに住もうとも、日本人と外国人の二つの眼をもった子供達が日本の国際化の懸け橋にならないはずがない。そういう展望を持って日本は海外在住のミックスの子供達の日本語教育を、継承語教育として奨励・援助すべきではないか?

 先日のニュースで興味深い記事があった。イスラエルは世界各地のユダヤ人に国へ戻るように呼びかけ奨励金まで出している。帰国初日の二日間は豪華ホテルに滞在をプレゼント、その間生活を始めるにあたって必要な電話、インターネット、銀行口座開設などの手引きが行われている。奨励金も現金でその場で支給される。フランスからイスラエルへ戻るユダヤ人の10から30パーセントは就職難・社会不適応などで夢破れてフランスに戻ってくるらしい。しかし、10人に7人がイスラエルに定住するとなればかなりの成功率ではないか。

 少子化に悩む日本も、海外からのミックスの帰還を誘致するのも一つの手ではないだろうか。

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なぜ、子供の日本語教育にこだわるのか その4


 3月末には、カーニヴァルの仮装行進の後、村の公民館の舞台で、子供達が各国の踊りを披露する。1分でも2分でも日本風の子供達が出演する場を与えられて、アヴィニョン演劇祭で大道芸参加したい、と思っていた私の密かな望みが、こんな形でようやくかなったのかもしれない。

 フランスの一般公立幼稚園が、世界の文化を幼少のうちから馴染む機会を作ろうとする試みには感服した。インド、アフリカ、もしかしたらメキシコのイベントも行われる。

 逆に、日本の幼稚園ではこのような試みが一般だろうか?それは日本の問題。
 それから、はたと思ったのは、フランス人がもし日本でフランス文化紹介をするとしたら、どんなことをするのだろう?ということ。

 少し前から、フランスでは「フランスという国のアイデンティテー」という議論が盛んに行われている。「フランスであること」とは一体何だろう?具体例の一つとして、「フランスに住むフランス人でかつイスラム教徒の女性の全身を覆う服装は、フランスという国にふさわしいかどうか」ということに焦点が当たっている。
 フランスでは多くの地方文化が伝承されているのが特徴。祭り、民族衣装や踊り、食べ物、ゲームなど。これらの地方文化は、キリスト教が既存の地方宗教を禁じたり、フランス統一に邪魔な地方言語は禁止されたりしてきた歴史を乗り越えて復活した。フランス全土を統一するのは大変なことだった。そして、フランス革命や1968年の革命で古いものはすべて否定、破壊されたこともある。日本の江戸時代のように、300年の閉ざされた熟成時代など皆無だ。

 普通の日本人がフランスと聞いて思い浮かぶのは、パリ、エッフェル塔、ヴェルサイユ宮殿、シャネル、シャンペン、ボジョレーヌーボー、カマンベール、フォアグラ、ナポレオン(皇帝もブランデーも)などだろうか。街、建造物自体が文化遺産であることが多い。

 文明とは誰もが利用できるもので、文化とは所詮他の民族には不可解なもの、というようなことを言ったのは司馬遼太郎だっただろうか。
 そういう考えをもとにすると、日本にはその二つが共存してることに驚く外国人が多いそうだ。近代的な超高層ビルが居並ぶ都市に住み、世界最新のハイテクを駆使しながら、特に考えもせず初詣に寺社へ行ったり、お正月はお餅を食べ、土用には鰻を食べるなど。
 文明が世界中に浸透して、生活が楽になるのは良いことだと思う。そして、世界が均一になる、つまり単純化するのを防ぐのは、それぞれの民族が自分の文化を保持することだと思う。これは便利の反対で努力がいることだと思う。
 いまや「日本の文化」と言われる、漫画アニメは、もはや日本だけのものではない。ということは、それはもう誰でも利用できる文明で、それを使って何を言わんとするかが文化の違いになるのだろう。

 そんなまとまりのないことをつらつら考えながら、文明大国になった日本の不可解な文化をますます大事にしなくてはと思うのであった。

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背水の陣


2010年3月25日 木曜日

 大都会に住んだことがないからなのだろうが、周りに日本語を話し、読み書きできる同年齢のミックスの子供がいないの見るにつけても、日本語教育は大変だと思い込む傾向がある。もちろん我が家の日々の攻防から身に沁みてそう思ってしまう。
 ところが、最近、日本人家庭で駐在に来ている家族と出会って、もっと大変なのだと思い知らされた。この6歳の日本人のちっちゃな女の子が、フランス人と同様にフランスの小学校へ毎日夕方まで通い、フランス語がロクにわからないお母さんと協力してフランス語の宿題もして、土曜日は日本語の補習校、そして、その日本語の宿題も膨大な量。日本へ帰ったら困るから、二重に勉強をせざるを得ない日本人の子供達もそれをサポートするお母さんも、ものすごく大変だと思う。いざとなったら、日本語はまあできなくてもしかたない、という我が家のような選択肢はない背水の陣なのだ。自分たちばかりが大変と思いこんでいたので、喝を入れられた気分だ。大変だから、可哀そうだからと流されがちなミックス家庭とは裏腹な、日本人駐在家庭のガッツを見せつけられた。そして本当に良い刺激になった。不可能のことをしているのではないのだと元気づけられ、見習ってうちも頑張ろうと気合を入れ直した。

 今日は放課後に子供達と、キャッチボール、野球、ドッヂボールをした。この麗かな春の陽気は土曜のカーニヴァルまでは続かないという予報。

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漢字と作文について


 作文と、漢字の勉強について、質問のお便りをいただいたので、我が家での一例として、稚拙ながら思いついたまま書きとめておきます。ご参考になれば嬉しいのですが。

 作文は先輩のお母さんにうかがってからは、七田式の5感作文というのを参考にしました。

 作文は、子供達と話していると、面白いことをたくさん言ってくれるので、「それそれ、それを書いたら面白いよ~」と乗せました。
 このブログも子供の心理作戦に大いに利用させていただいています。
「それを日記に書いたらブログで1位になるよ~」とか、
「みんながまた面白いねってコメントをくれたよ~」とか
「ブログを見てばあばがびっくりするね~」などなど・・・・・・


 漢字は1年生になってからはドリルで、
①漢字練習帳に1頁練習、
②漢字ノートに用例や部首などをまとめる
のを1日1文字続けています。
 小さい時から繰り返し、漢字カルタや部首カルタは続けてきました。
 教育漢字の表を貼って、読める漢字に丸をつけて励みにしたり褒めたりしました。
 会話の中で、●ってどういう意味?と子供に聞かれると、漢字の説明をしました。
 例えばダイフキンは大きな布巾と子供が勘違いしていたので、台を拭く布巾という具合に。
 漢字を読み書きできるという自信を常に与えてきました。
 平仮名の次に片仮名、そして漢字習得という順序をわざと無視しました。
 漢字は難しいものという固定観念を持たないようにしました。
 でも漢字を読み書きできるとすごいねと褒めました。
 目に見えない下地を積み重ねた上で、小学校に入ってから、それをまとめ上げているという感じでしょうか。

 素人の私が言うのもおこがましいのですが、国語の先生のお話を伺うと、国語力とは一気に目覚ましく伸ばすことができるものではなさそうなので、目に見えない地道な継続が力になって行くようですね。
 初めは読み聞かせ、そして子供との対話。
 子供の興味あることをどんどん会話で膨らませていく。
 段階的に簡単な言葉を難しい言葉に置き換えていけば、語彙や表現も増えます。

 季節の行事や、太郎が興味をもった主題をネットで探して、プリントを印刷して読ませます。

 本をたくさん読んで子供が面白いとおもうと、その表現を使ってみたくなります。
 本のジャンルを考えられるだけ広くする。昔話、科学物、論語から落語まで。
 いろんなレベルの話し方ができるようになります。
 普段の生活でも、良くない言葉ほど記憶に残って意味がわからずとも繰り返し口にしたりしますよね、子供って。

 我が家はテレビは見せないという主義では決してないのですが、みなさんおっしゃるように、学校から戻って学校の宿題や予習も時間をとられますし、自由に遊ぶ時間も欲しい、習い事もありますから、残りのわずかな貴重な時間をテレビに使うか、読書に使うかの2者択一のようになってしまいます。すると、やはり能動的な脳みそを鍛えて欲しい、本を読むことができれば将来的に日本語が伸びるという理由で、テレビを見る時間は本当に少なくなってしまっているという必然の結果です。

 思いつくままに書いてみましたが、また他のことを思い出したら追加しようと思います。

 世界各地の異国でも、子供の日本語教育に熱心なお母さんがいらして、交流ができること、本当に嬉しいです。
 お互い頑張りましょう!
          

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Author:garapy
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5歳と6歳半からの記録です。それ以前の記録は、リンクの♪フランスで日本語教育ママ日記を見てくださいね。

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